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平成12年 9月定例会(第3号 9月25日)

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  1. 勝山市議会 2000-09-25
    平成12年 9月定例会(第3号 9月25日)


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    平成12年 9月定例会(第3号 9月25日)                 平成12年9月             勝山市議会定例会会議録第3号 平成12年9月25日(月曜日) ───────────────────────────────────────                           平成12年9月25日(月曜日)                         午前10時開議 第 1 一般質問 第 2 議案第 90号 平成12年度勝山市一般会計補正予算(第4号) 第 3 議案第 91号 平成12年度勝山都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算             (第2号) 第 4 議案第 92号 平成12年度勝山市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 第 5 議案第 93号 平成12年度勝山市水道事業会計補正予算(第1号) 第 6 議案第 94号 平成12年度勝山市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 第 7 議案第 95号 平成12年度勝山市介護保険特別会計補正予算(第2号) 第 8 議案第 96号 平成12年度勝山温泉センター特別会計補正予算(第1号) 第 9 議案第 97号 勝山市総合計画基本構想を定めることについて 第10 議案第 98号 損害賠償の額を定めることについて 第11 議案第 99号 損害賠償の額の決定及び和解について 第12 議案第100号 平成12年度勝山市一般会計補正予算(第3号)に関する専決
                処分の承認を求めることについて 第13 議案第101号 平成12年度勝山市下水道事業特別会計補正予算(第1号)に             関する専決処分の承認を求めることについて 第14 認定第  1号 平成11年度勝山市歳入歳出決算の認定について 第15 認定第  2号 平成11年度勝山市水道事業会計決算の認定について 第16         請願陳情について(報告) 第17         勝山市農業委員会委員の推薦 本日の会議に付した事件 第 1 一般質問 第 2 議案第90号から議案第101号まで     認定第1号並びに第2号 第 3 請願陳情について(報告) 出席議員(19名)       1番  井 上   馨 君      2番  清 水 清 蔵 君       3番  笠 松 捷多朗 君      4番  村 田 与右ヱ門君       5番  山 田 安 信 君      6番  手 塚 貞 臣 君       7番  安 居 久 繁 君      8番  小 林 喜 仁 君       9番  椿 山   弘 君     10番  松 井 拓 夫 君      11番  藤 澤 七郎兵衛君     12番  岩 見 寿 信 君      14番  野 尻 佐太郎 君     15番  嶋 田 政 憲 君      16番  佐々木 隆 也 君     17番  近 藤 栄 治 君      18番  乾   吉 一 君     19番  廣 田 与三次郎君      20番  武 内 盛 直 君 欠席議員 (1名)      13番  北 山 謙 治 君 説明のため出席した者  市 長               今井三右衛門君  助 役               島田 英博 君  収入役               松山 保雄 君  教育長               小寺 武夫 君  市長公室長秘書広報課長      嶋田伊佐男 君  総務部長兼総務課長         牧野 昌久 君  市民福祉部長福祉事務所長     大沢 佑治 君  産業部長兼林務課長         井上 浩人 君  建設部長兼都市建設課長兼開発課長  中村 重夫 君  教育委員会事務局長兼庶務課長    三屋 幸夫 君  消防長               上山 邦夫 君  企画課長              松村 誠一 君  京福電鉄越前本線存続対策室長    木下  潔 君  税務課長              乾  章俊 君  市民課長              山口 幸雄 君  保健衛生課長            加藤 敏彦 君  環境衛生対策室長          北川 誠一 君  商工観光課長            高田 英男 君  恐竜エキスポふくい2000推進室長心得 阿部 照伸 君  農務課長併農業委員会事務局長    高野  忍 君  上水道課長             池田 修一 君  下水道課長             冨田 正一 君  会計課長              平田  昭 君  生涯学習課長兼体育課長       松田 敏男 君  図書館長              平泉 浤祥 君  監査委員事務局長          長谷川敏夫 君 事務局出席職員      局   長  田 中 一 夫      書   記  鳥 山 昌 久      書   記  松 井 隆 治      午前10時17分開議 ○副議長(松井拓夫君) 皆さん、おはようございます。  これより本日の会議を開きます。   ───────・─────── ○副議長(松井拓夫君) 会議録署名議員は、前回どおりであります。   ───────・─────── ○副議長(松井拓夫君) この際、諸般の報告を行います。 ○副議長(松井拓夫君) 北山謙治君は、所用のため欠席する旨の届け出がありました。  近藤栄治君は、所用のため遅刻する旨の届け出がありました。 ○副議長(松井拓夫君) 以上で諸般の報告を終わります。   ───────・─────── ○副議長(松井拓夫君) 直ちに日程に入りまして、昨日に引き続き、これより一般質問を行います。 ○副議長(松井拓夫君) まず、小林喜仁君の質問を許します。    (8番 小林喜仁君 登壇) ○8番(小林喜仁君) おはようございます。  小林でございますが、さきの通告に基づいて、3点ばかし理事者の見解を求めるものであります。  22日の第1日の一般質問の中で関連のものが出ております。やや込み入った話もお願いすることがあろうかと思いますので、簡単明瞭にお答えいただきたいと思います。  まず、第1点としまして、ごみ対策の現状でありますが、ごみの減量・リサイクルは国際的な潮流になっており、我が国においても循環型社会法改正リサイクル法等が制定され、ごみの発生を抑制することを最優先とし、再使用、再利用、適正処理を順位づけておりますが、当市はこういった現状を踏まえて、その後どうなっているかを改めてお伺いするものであります。  第2点目としまして、高校統廃合問題等についてであります。  少子化に伴う生徒数の減少と生徒のニーズの多様化、個性化に伴う望ましい教育環境の維持という面から、学級数の適正規模を確保するという基準で県教委は、奥越地区で4高校を3高校に統廃合したいという方針が出され、これをめぐって当市では、その是非について市民等の情報交換会をはじめとしてディスカッション等が活発に行われ、市民の意見を集約する意味で高校統廃合高校問題検討委員会が組織されまして、今日まで6回の検討が行われております。概要については、22日の手塚議員一般質問の中で明らかにされたとおりであります。  私も、検討委員の1人としまして参加させていただいておりますが、この中で去る9月5日の県教育庁の審議官に御出席をお願いし、その考え方等について御享受を願ったところであります。  県教委としては「十分、地元の方々や関係者の意見を聞き、慎重にやっていきたい」とし、「スケジュールは、今、何年度にということは全然たっておりませんし、予定していない」ということでした。しかし、突っ込んだ話の中では「平成15年4月に勝高に入る生徒が第1段階として統廃合の時期」という本音の話が出されました。  21世紀の勝山を背負う高校の教育問題であると同時に、21世紀に向けての勝山のまちの活性化を考える中で、勝山市の公的機関が大野市に集中していこうとしている現状を見るとき、私たち市民の心情は複雑なものがあります。そういうことで委員会の中でも多々意見が出されております。  市長は今回、四選を目指しておられますが、21世紀の勝山の礎を築こうという立場から、現在の心境を改めてお伺いするものであります。  第3点として、市の懸案事項の展望であります。  今議会で市長は招集あいさつの中で、これまでの3期の在任期間中の長期計画に策定した事業等の積み残し部分について意欲を燃やされ、その実行の決意表明がありました。  私はこの積み残し事業について、何をどうされたいのかを明らかにしていただければありがたいなと思います。  私は懸案事項として、企業の誘致やごみ処理施設、文化会館、老人健康福祉センター、人口問題、中心市街地活性化、財政問題、ホテル問題、京福問題、広域合併問題、総合運動公園、滞納整理問題、遊休資産の活用等、多々あろうかと思いますが、重点的におっしゃっていただけたらな、このように思います。  以上、3点について、よろしくお願いをいたします。 ○副議長(松井拓夫君) 今井市長。   (市長 今井三右衛門君 登壇) ○市長(今井三右衛門君) 小林議員の質問にお答えをいたします。  高校の統廃合問題につきましては、また浮いてまいりましたので後ほどさせていただきますが、3番目の、市の懸案事項についてを答弁をさせていただきます。  第3次総合振興計画では、目標年次を平成12年度と定め、厳しい財政事情にありながらも、有効な起債事業などを選択し、活力あるまちづくりを推進してまいったところでございます。  今議会に上程をいたしております次期総合計画基本構想(案)は、これまでの計画を総括し、また、アンケート調査地区懇談会等において、市民の皆さんの御意見をいただきながら集約をいたしたものでございます。
     今ほど議員から具体的に御指摘をいただきました「健康福祉センター」などの懸案事項については、基本構想をお認めいただいたあとに定める基本計画及び実施計画の中で事業規模や実施年度を具体化してまいる予定でございます。  検討に当たっては当然のことながら費用対効果、そして、事業展開への熟度が大きな鍵を握ることになります。また、計画プロセスでは、市議会をはじめ関係住民の方々の御意見が十分反映できるよう努めてまいる所存でございますので、よろしくお願いをいたします。  また、新規事業の取り組みでは、恐竜のまちづくり地域交流型リゾートづくり白山文化里づくりの3つのプロジェクトを柱に、人と地域のネットワーク形成に努め、21世紀の都市像でございます「白山文化交流都市恐竜王国勝山」を確立してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほど、お願いを申し上げます。  残る分野におきましては、各部課長のほうから答弁をいたします。 ○副議長(松井拓夫君) 加藤保健衛生課長。  (保健衛生課長 加藤敏彦君 登壇) ○保健衛生課長加藤敏彦君) ただいま小林議員の、ごみ対策の現状についての御質問についてお答えをいたします。  平成10年度、市が処理、処分いたしましたごみは、燃やせるごみが5,802トン、燃やせないごみが1,562トンございました。それ以外に新聞紙や雑誌、段ボール等集団回収が867トンございまして、これらも家庭や事業所からいらなくなったもので、言い換えればごみとなりますので、10年度のごみの総合計は8,231トンでございました。このうち資源化、つまりリサイクルとなりましたのが1,803トンで、リサイクル率は22%でありました。  続きまして、平成11年度からは、勝山市クリーンセンター操業停止に伴いまして、市民の皆様方の御理解と御協力のもと、分別基準を変更し資源ごみを新設いたしました。その結果、燃やせるごみが3,136トンで、10年度より2,666トン、率にいたしまして46%の減少、燃やせないごみが1,637トンで、10年度より75トンの増加、率にして5%の増でございました。また、新設いたしました資源ごみが506トン、また、集団回収として1,064トンで、10年度より197トン増加、率にして23%の増で、ごみの総合計が6,343トンとなり、平成10年度より1,888トンの減量となりました。また、リサイクルは2,176トンで、資源化率は34%、10年度より373トン、率にいたしまして21%アップいたしました。  このことは、区長さんをはじめ市民の皆様の御理解と御協力をもちまして、大きくごみの減量化、資源化を推進することができしました、心より感謝を申し上げたいと存じます。  ごみの減量化に関する施策といたしましては、生ごみ処理機購入に対する補助金制度を平成11年1月から導入し、また、集団回収の補助金を平成11年1月分より、集団回収団体トン当たり2円補助から、3倍の6円補助に大幅に改正し、ごみの減量化及び資源化に努めている次第でございます。  今後、分別の徹底、ごみの減量化、リサイクル向上に向けまして、市広報、全戸配布のチラシ等でさらに推進してまいりたいと思っておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 小寺教育長。    (教育長 小寺武夫君 登壇) ○教育長(小寺武夫君) 小林議員の、高校統廃合問題等についてのお尋ねでありますが、県下全域にわたり少子化による生徒数の減少が進んでいることは周知の事実でございます。奥越においては、そのことが一番顕著であり、県から、奥越の高校3校体制が提案されているはのでございます。  本市にとって高校は、地域文化のシンボルであり、できるならば存続させたいとの思いは皆様も同じ気持ちだと思います。  生徒数の減少というその現実を踏まえると同時に、現在、高校問題検討委員会で御審議をいただいておりますので、その結論を待ちたいと考えております。 ○副議長(松井拓夫君) 8番。 ○8番(小林喜仁君) 今、御回答いただきまして、ありがとうございました。  まず、第1点の、ごみ対策の現状でございますが、本当に市民の皆さんのお蔭で減量の方向に向かっている。喜ばしいことだなという気がしますが、ごみの問題については、絶えず人間が生活していく上で出てくる問題であります。今後ともますますの、ひとつ精力的にそういう対応をして、それが、ひいては市の財政に寄与するような対策をとっていただきたいなと、このように思う次第でございます。  ところで、22日の議会の中で、いわゆる広域ごみの問題が白紙化されたというお話をいただきました。市長、その中で勝山市としてもそういった立候補をやりたいというお話をいただきました。  従来の和泉村での焼却場の問題につきましては、2市1村の中である程度話ができたということで、そういうことですが、一般の市民の中では、なぜ、あの雪の深いところまで行かなきゃならんのかというようなことで、でき得ればという話がいろいろありました。今ちょうど白紙化になった折でもあります。  今も申し上げたように、ごみというのは毎日毎日出てくるものでございます。今後、それが建設されて20年、25年間するとすれば、相当、経費的にも当然、地元市がもたなけりゃならんのじゃないか。そういった意味では私は、たまたまそういうことになったということは不幸中の幸いでありますが、何か市として立候補したいという意思表示があるならば、もう期間として間がない、腹案をお持ちであるならば、もし発表できるものならば発表していただきたい。  と同時に、いろいろ関係者との話し合いもありましょう。今ここで困難な面もあろうかなという気がしますが、それがいつ広域の中で2市1村がお互いに立候補して、こういう話を検討しようという時期になるのか、話をするのはいつなのか。果たして今から間に合うのかどうか、それが非常に懸念されるものですから、その点についてお伺いをしたいと思います。  それと同時に、奥越の和泉村の中でされた場合と、それから、地元とか、あるいはこの近隣でするというような場合には、そういった決め方の中で、いわゆる年々ごみ処理にかかる経費がどの程度かかるか。そういった面も含めて検討されているのかどうか、そのへんをお聞きしたいなと、このように思います。  それから、2点目の高校の問題なんですが、私は前々回のときでも市長に、やはり体制として勝山の活性化につながるということが第一に頭にありました。そういう意味で現状、4校の体制で進めていただきたいということで特にお願いしましたが、今も申し上げましたとおり、子供が減るというそういう実態の中でよりよい教育環境を考え、そして、先般22日の議会の中でも市長から表明ありましたように、いわゆる大学キャンパス等の誘致とか、いろんなそういった学校施設を考えておられるということから考えれば、県の考えの3校案もやむを得んかなというそういう気がしております。  検討委員会の委員の皆さんも非常にそのへんが気になっておられます。まだ委員会の結論が出ておりません。この27日にすることになっておるんですが、個人的には、そういった面もやむを得んかなという気がせいでもないんですが、そのへんが、これは高校教育だけでなしに、既にもう中学の段階からそういった準備をしていかにゃならんとすれば、教育の責任者として当然、そういった面も早く結論を出さなけりゃならん時代になっているんじゃなかろうかと。  こういう意味で改めてそのへんの心境をお伺いしたいなと、このように思っている次第であります。  それから、3点目の、市の懸案事項の展望でございます。  るる申し上げました。今も新しい総合計画の中でということでおっしゃってました。それにしても、もう懸案事項というのは、いわゆる積み残し事項というのははっきりしているわけですし、市長が改めてやられるということであるならば、21世紀は展望しますが、この新しい新規事業はここ10年間を展望してのことであります。市長が四選出られる場合には、もう来年度から、4年間の中でこなさなきゃならん。だから、懸案事項というのは既にもうある程度、議会の了承なんかもやられていて、いつやられるかどいうかということにかかっているんじゃないか。  今、もう来年から、何から着手するということは、ある程度頭にあるんじゃないかなという意味でお尋ねしたわけでございますが、私は、この21世紀の勝山のまちの展望を考えるとき、いわゆるこの計画の中では人口3万人体制の維持というようなことを考えられておられます。私は、こういった問題のすべての、教育問題にしろ何にしろ、諸悪の根源は、やはり人口問題がふえないということじゃないかなと。その対策をこれからやっていただきたいなということの中で、一番ちょっと気になったのは、この、より手身近に、人口対策の少しでも、わずかの人間でもするのであれば、企業誘致が非常に大切じゃないかなという気がするわけであります。  先般の県から来ました「グラフ福井」のこれを見ますと、企業立地はぜひとも福井県へということで、県が具体的に6地点を掲げております。県も、これを見まして、ああ、相当やっておられるんだなという感じがしました。こういった点を、県と市と、どの程度コミュニケーションをとりながら、どういう格好で市が名乗りを上げて、この6地点の中に勝山市は加えていないんじゃないかなという気がするんですが、名乗りを上げて、そして、立地条件、整備を早く進めていこうとしなきゃならんのですが、どういう格好でやっておられるのか、そのへんをお伺いしまして、2回目の質問にさせていただきます。 ○副議長(松井拓夫君) 加藤保健衛生課長。  (保健衛生課長 加藤敏彦君 登壇) ○保健衛生課長加藤敏彦君) ただいま小林議員の再質問の、広域でのごみ処理施設についてお答えをしたいと思います。  広域でのごみ処理施設についてでございますけれども、先日の御質問にもお答えいたしましたように、他自治体でごみ処理をお願いしております勝山市にとりましては、平成14年11月末に完成することは勝山市の悲願でもございます。  先日、市長が近藤議員の御質問に御答弁申し上げましたように、建設候補地について立候補する必要があると決断したところでもありますし、先般の報道によりますと、和泉村においても再度、立候補されたようでございますが、今後、広域事務組合においてそれぞれの候補地の中で交通や環境などの施設の立地条件等を十分検討され、一日も早く建設用地が決定されますように、勝山市といたしましても最善の努力と協力をしてまいりたいと存じますので、御理解を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 今井市長。   (市長 今井三右衛門君 登壇) ○市長(今井三右衛門君) 小林議員の再質問でございますが、高校問題につきましては、小林議員も委員さんでございますので、十分内容的についてはおわかりかと思うわけでございますが、今ほども言われたとおりに、県の教育審議官の方が来られまして、地元の意見を十分にお聞きしてということになっているわけでございますが、地元の意見を十分に聞くということは、委員の皆さん方の御意見であろうかと思うわけでございますので、皆さん方、委員さんにおかれましても徹底的にこれをやっていただきたい。気のすむような仕事の中でやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げるところでございます。  2番目の、懸案事項の、市長の四選で何かそういう考えを持っているんか、べつにこれっちゅう考えはないわけでございますけれども、とにかく私は議会のほうへ提案をいたしております今回の計画の中にもございますが、白山文化里づくり、そして、中世のまちづくり、人と地域のネットワーク形成に努めて、21世紀の都市像でございます「白山文化交流都市恐竜王国勝山」を核にしてまいりたいと考えているところでございます。  これからの子育て支援策につきましても、私も勝山としてできるだけの子育て支援策をやっているところでございますけれども、なかなか生んでもらえないのが現状であるわけでございますが、先月も私は、3人目、4人目のところを回ってきましたけれども、先月が今までの最高じゃなかったかなと思うんですけれども、1カ月に3人目、4人目、6人おられました。ああ、だんだん一人ずつふえていくなあという気持ちできたわけでございますけれども、もうしばらく見ていていただきたいと思うところでございます。  また、企業誘致につきましては、今まで8社の企業誘致を努めてまいりました。今なお少し経済の悪い中で企業誘致、非常に難しいところもあるわけでございますが、今のところお蔭様で、研究所、あるいは自動車の部品等の会社等がお見えになっているところでございます。また、この研究所につきましては、道路のふちというよりも、山奥の姿がいいということを言われておるわけでございます。振動のない、そういうところを探っているところでございますので、これまたお待ちをいただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 小寺教育長。    (教育長 小寺武夫君 登壇) ○教育長(小寺武夫君) 小林議員の再質問について御答弁を申し上げます。  高校問題検討委員会の経過と内容につきましては、手塚議員に御答弁を申し上げたとおりでございます。議員も検討委員会の委員として参加されておられますので、御賢察いただきやすいと推察をいたしているところでございます。  仮に4校存続の線が出た場合、どうするかとの問題でございますが、今のままの状況で将来計画がなく、このままいきますと生徒の減少が進んで、自然に奥越で高校が1校なくなってしまうというような心配もされます。そういうふうな状況になるまで計画をつくらずこのままにしておくということも、生徒のためにできないと思われます。  また、県の説明では、小規模校の、少ない生徒による問題点として、生徒の部活動や学校行事において、生徒の高校生活が制限されたり、いろいろな生徒と接して社会性を身につけ切磋琢磨して自分を磨く機会がなくなることがあります。また、先生の数の問題では、生徒の数が少なくなり、生徒の希望に応じたいろいろなメニューを用意するゆとりが難しくなり、コースの選択がしにくい状況になりまして、ある程度の規模がなければ学校としての機能を十分果たしていくことが難しいのではないかと言っております。奥越で4校を、少ないなりに維持していこうとすると、そういう問題点とか課題が出てくるのではないかということを心配していると言っております。  県の説明を踏まえ、内容を十分検討して、勝山市の次代を担う生徒にとって、よりよい高校の将来像を検討委員会で検討していただけるものと考えております。 ○8番(小林喜仁君) まだ、さっきの企業誘致で、県の対応等の回答を得てないんですけれども、そのへんはどうなんですか。 ○副議長(松井拓夫君) 高田商工観光課長。  (商工観光課長 高田英男君 登壇) ○商工観光課長(高田英男君) 小林議員御質問の件につきまして御答弁を申し上げます。  従来ですと、いろいろ企業誘致等の情報が入りますと、その都度、県と私どものほうと、その企業の情報につきまして、いろいろ意見交換をしていくわけでございます。  今年度に入りまして、従来のそういった情報交換だけでなくて、他市町村とのいろんな情報が入るわけでございます。例えば、大野市に、ある企業から、こういった企業進出の希望、土地の購入の希望があったというふうな情報が入りますと、それを他市町村も共有をするというふうな方向で、いろいろ企業誘致について進めているところでございます。  これは今後とも、こういった方向で県は進めてまいりますし、私どもも、その中で入った情報等につきまして、いろいろその都度上司に御報告申し上げ、うまくことが進められればその方向にそって進めていきたいというふうなスタンスでおりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○副議長(松井拓夫君) 加藤保健衛生課長。  (保健衛生課長 加藤敏彦君 登壇) ○保健衛生課長加藤敏彦君) 広域でのごみ処理施設の中で、経費的な検討ということで御質問ございましたが、広域事務組合で経費的な検討につきましては、場所あるいは機種等の決定が不可欠でございますので、そこまで掘り下げた検討はされていないように、現在お聞きしているところでございます。 ○副議長(松井拓夫君) 8番。 ○8番(小林喜仁君) 今のいろいろな答弁の中で、あまりよく検討が進んでいないんじゃないかなという気がいたします。  先ほども申し上げましたように、一たんできますと20年、30年ぐらい使わにゃならん。そういった中でそれが毎日毎日続く話ですので、十分検討されながら、しかも、今、立地をどこかということでお尋ねしました。これはいろいろあろうからやむを得ない面もあろうかなと思いますが、やはり立候補の期限がいつまでというふうに考えておられるのか。  例えば三者、大野市、勝山市、それから、和泉村もあったと、勝山は今あるみたいやと。いろいろと地元との折衝の中で名乗りを上げるまでに、どんどんどんどんかかって1年ぐらいかかったとしたら、果たしてできるのかどうか。だから、広域なら広域の中でこの問題については、いつ、何月で締め切りで、それ以外は受け付けんとか、そういったことがあるのかないのか。なかった場合にはどうするのか。そのへんをやらないと、ただ、もうあとがないから、できるだけやります、できるだけやります、というと、この前の二の舞になってしまうんではないかな。  そのへんがありますから、そのことについてひとつ十分考えていただくと同時に、その期限をここで明確にしていただけたらなと、このように思います。  それから、高校問題の件は、まあ理事者の皆さんの考え方は、3校ということも仕方ないんじゃないかなというように、私はこの感触で一応とりました。  委員会でどういう結果になるかはわかりませんが、その仕方ないかなという私の考えのもとでは、やはりこの地域の活性化を第一条件に、いろんな、大学のキャンパスの誘致だとか、そういった点が意思表明があったからこそ仕方ないかなという感じがするわけでございますので、その点をしっかりとひとつ立候補いただくように、これは要望でございますが、お願いしたい。  それから、懸案事項についても、今の御答弁をいただくと、いろんな問題はたくさんありましたけれども、企業誘致の問題についても、どうも明確な回答じゃないんで、そのへん、例えば大野の場合ですと、下荒井のあそこに大きな団地がどんどんできている。まだほかに県のこの6つの中に入っています。勝山の場合、まだ名乗り上がっていないんじゃないかなという気がしますんで、そのへんもひとつ積極的に取り組んでいただき、また、細かい内容については、総合計画の中でより早くしていただくように、我々もひとつお願いしたいなと。  私、一番感じましたのは、なぜ新規事業というのを取り上げたかといいますと、今、御回答いただいたように、恐竜のまちづくり、あるいは地域交流型リゾートづくり白山文化里づくりということで、3ついただきましたが、今度の総合計画の中で北郷地区については、新産業をめどとしてするということが書いてありました。この新産業とは、新規事業かなという懸念もいたします。  理事者の皆さんはよく御存知のように、これから中部縦貫自動車道ができ、そして、416号ができたりすると、いつも北郷のほうでは、この繊維産業が非常に不況になっている折から、位置も勝山の表玄関だといわれながらも、こういった展望を見るときに、推移する可能性がある。  私は、やはり新規産業を模索していただいて、誘致していただきたいなと、このように思っておったんですが、今の話の中ではこの新規事業というのは、そういったことから外れるんではなかろうかなという寂しい気がしてますので、そのへんについてひとつ特段の御配慮をお願いし、要望をしまして、私の質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。 ○副議長(松井拓夫君) 小林議員、要望でようございますか。 ○8番(小林喜仁君) ごみの立候補の期限はどうなるのかということについてだけ答弁をお願いします。 ○副議長(松井拓夫君) 島田助役。    (助役 島田英博君 登壇) ○助役(島田英博君) ただいま小林議員から御質問のございました、広域圏での候補地の選定期限ということにつきまして御答弁を申し上げたいと思います。  新聞、あるいは過日の全協等でも申し上げましたように、実務者、いわゆる事務者間で県を通じ国と協議をしている段階では、今月いっぱいということでございます。  したがって、質問の中でもお話がありましたように、候補地の選定については非常に微妙な問題がございますので、過日も2市1村の首長がお集まりをいただきまして検討をいたしました。その中でも大野市も現在、候補地を選定中でございますので、近日中に2市1村が全部そろうと、その上で早急に決定をし、県を通じ国へもって上がるという段取りになっております。 ○副議長(松井拓夫君) 次に、野尻佐太郎君の質問を許します。   (14番 野尻佐太郎君 登壇) ○14番(野尻佐太郎君) 私は、次の3点について質問いたします。  昨日、栗田県知事が1,600人の人員の前で今度の恐竜博について、80万1,507人という多くの皆さん方に来ていただいたということに対する大変な感謝をされておられました。その中にはメイン会場の勝山市、サブ会場の大野、和泉村、それぞれの地区において、各理事者方の御努力も当然でございますが、さらにまして、勝山市のボランティアの皆さん方が大変お骨折りをいただいたということを、多くの方の前で語っておられました。  この前、報告いただいた速報値によりますと、メイン会場だけで3,734人、1日にいたしますと78.9人の方がボランティアとして従事されたそうでございますが、この大半が地元勝山市であったということに、私たちは大きな誇りと、これからの自信を身につけたわけでございます。  このようなことを重大に考えますときに、通告の2点目について、恐竜博以降の長尾山総合公園の管理と勝山市総合計画の位置づけということについて、まず、県立恐竜博物館の管理に伴います県との維持管理等の協約の範囲と、県立恐竜博物館以外の管理計画について。次に、次期勝山市総合計画、いわゆる10年計画ですが、その計画における長尾山の位置づけについてお尋ねをいたします。  通告の第1点目にございます、広域行政事務組合の、いわゆるごみ焼却施設の問題でございますが、平成12年9月5日、広域の臨時議会において、白紙撤回というような形でされたそうでございますが、それまでの経緯と、そして、私が以前、広域議会の議員としておりましたときに決議された最終期限、平成14年11月31日、この期限が絶対的に守られてくるのかということ。同じく、広域での取り組みが、市長の最も懸念される基本的理念として考えられるかということを質問いたします。  最後に3点目で、市営火葬場の開発道路の敷地の取得でございますが、現計画に至るまでの経緯と、それに対する面積、延長、さらに、買収単価等の事業の概況について、つぶさに質問いたします。  以上で壇上からの質問を終わります。 ○副議長(松井拓夫君) 今井市長。   (市長 今井三右衛門君 登壇) ○市長(今井三右衛門君) 野尻議員の質問にお答えをいたします。  1番、3番におきましては、担当する部課長のほうからいたします。  2番目の、恐竜博以降の長尾山総合公園の管理と勝山市総合計画での位置づけについてということでございますが、御案内のとおり長尾山総合公園事業は、市民意識調査にて、健康スポーツセンター、都市公園、屋外レクリエーションの施設などのスポーツ関連施設の設置要望が多く出され、長尾山及びその周辺地区を交流文化核として位置づけ、スポーツ、レクリエーションの交流文化機能の集積を図ることといたして、平成9年度に着工し、事業を進めているところでございます。  県立恐竜博物館は、公園の占有許可施設でございまして、県からの申請に基づき3ヘクタールの用地の占用の許可をしているものでございます。それ以外の区域については、都市公園の施設として市が管理することとなっております。  また、勝山市総合計画基本構想(案)にお示ししてございますが、基本的発展方向と重点施策において、恐竜化石を生かした交流による地域の活性化を掲げ、長尾山総合公園の整備をあげております。  また、「環境に配慮した誰でもが住みたくなる安全なまちづくり」におきまして、恵まれた自然環境を生かした公園づくりを実施し、誇りの持てるうるおいのまちづくりを目指すことといたしております。  公園の管理計画につきましては、エキスポ期間中、勝山市館として使用したチャマゴンランドを軸に、公園の管理運営をしていくものでございます。  今後とも、公園計画の基本方針に基づき、長尾山自然環境の保護と共生を図りながら、早期完成を目指し、適切な財政運営の中で努力してまいる所存でございますので、議員各位をはじめ関係各位のなお一層の御理解と支援を賜りますよう、お願いを申し上げます。  残る分につきましては、先ほど申し上げましたとおり、部課長のほうから答弁をいたします。 ○副議長(松井拓夫君) 松村企画課長。
      (企画課長 松村誠一君 登壇) ○企画課長(松村誠一君) ただいま野尻議員から御質問のありました、広域行政事務組合における一般廃棄物処理計画のこれまでの経緯につきまして、広域行政事務組合の窓口という立場から御答弁を申し上げたいと思います。  2市1村の広域行政事務組合によるごみ処理計画につきましては、平成9年度より事務レベルでの検討がなされてきております。平成10年3月の広域臨時議会では、推進委員会の設置を表明し、基本計画策定の予算計上を行ったところでございます。  平成10年度に入りまして、2市1村の助役並びに担当課長などによる推進委員会を6回、事務レベルによるワーキンググループの会議を10回開催いたしまして、環境アセスメントや施設の基本計画などについて検討してまいりました。  次に、平成11年度に入りまして推進委員会では、ワーキンググループとともに先進地の視察を行いながら、処理方式や建設地の具体的な検討を行いました。また、管理者、副管理者や広域議会による施設の視察も行いながら、広域事務組合では建設予定の地元区との折衝も重ねてまいった次第でございます。  平成12年度に入りまして推進委員会は、メンバーを絞り込みまして機種決定委員会として2回の会議を行ったところですが、地元との折衝が難航していたのも事実でございます。文書による質問、回答なども含めまして、広域圏事務局では誠意をもって対応してまいりましたが、また、和泉村村長にも協力要請して、何とか地元同意を得るべく努力をしてまいったところでございます。しかしながら、再三の交渉にもかかわらず地元同意が得られず、管理者、副管理者、参事合同会議で和泉村での施設建設を断念し、再度、広域内で建設候補地選定作業に着手することを決定いたしまして、9月5日の広域議会で、和泉村建設予定地の白紙撤回を公表したところでございます。  今後のことにつきましては、担当課のほうでもお答えいたしておりますが、広域行政事務組合での推進委員会などで用地の選定作業を新たに始めまして、平成14年12月の施設稼働を目指して努力してまいる所存でございますので、御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 北川環境衛生対策室長。 (環境衛生対策室長 北川誠一君 登壇) ○環境衛生対策室長(北川誠一君) ただいま野尻議員から御質問のありました、市営火葬場進入道路敷取得の経緯についてお答えいたします。  まず、開発道路の経緯ですが、当初、現道拡幅を計画しましたが、住宅地に通ることはいろいろ問題があり、地域周辺の整備を図るため、区画整理事業など種々検討してまいりました。最終的に地権者各位の同意を得、当線形となりました。  開発道路は市道として事業を進め、平成10年12月議会に提案し、市道7−195号線として認定をしていただきました。  開発道路の延長は180メートルで、幅員は7.0メートルであります。用地の地権者は6人、用地買収は1,299平方メートルで、用地及び補償費で5,926万5,000円となり、買収単価につきましては、財産評価基準の路線価を参考にし算出をしております。築造費は3,190万円かかりました。  上水道事業は220万円で、下水道事業は574万円で施行されました。  現在、開発道路は舗装工事も終わり、9月末に開通の運びとなりました。  また、火葬場においても現在、基礎工事も終わり、上屋にとりかかっており、平成13年3月完成を目指し努力してまいりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 14番。 ○14番(野尻佐太郎君) ただいま回答いただきました。  ところで、この恐竜博の期間中、ある議員が、会場への道を尋ねられたときに、どこから来られたか聞かれたそうでございます。その方は、フェリーで3泊4日の日程で来られたそうであります。このようにして全国の津々浦々から来場されまして、このような入場者80万人という結果となったと思います。壇上でも申し上げましたが、その裏には、口に表せない皆さん方の努力があったからだと思います。私たちも、市内に置かれたプランターに水やりをいたしました。なかなか苦労なことでございますが、それによって勝山市のイメージアップ、さらには、恐竜博のこれからの大きな進展ということを考えていたしてわけでございますが、このような結果を見るにつけ、私たちの苦労も、今では喜びと変わってまいりました。皆さん、そのような感じでおられる方が大変多いだろうと、このように思っております。  しかしながら、今、恐竜エキスポは閉幕いたしましたが、恐竜電車を見てみますと、何かうつろな感じがいたしますけれども、どうか主目的であります京福電鉄存続の大きな事業として、今後とも強力に推進していただきたい、このように感じるわけでございます。  次に、広域の問題でございますけれども、この10月には管理者の交代が決定されているところでございます。もちろん私も、広域議会議員でありました際に議案の審議を無数にする者がおりましたけれども、今もって私の心からは、その気が晴れません。こういうことのないように、これから先、絞り込んだそういう議会の中で強力的に、主目的のごみの問題についていろいろと審議をいただきたいなと、このように思います。  あながち管理者がかわるということも能でございません。せっかくやってこられた今井市長でも私たちはいいと思いますけれども、決まったからには、やむを得ませんが、どうか今までの経緯について、市長の意に反してそういうことになったということを十分踏まえてこれからの対処をお願いいたしたい、このように思います。  次に、3番目については、生活の関連として、火葬場の問題をよくぞここまで仕上げてこられた行政に対して深く感動をいたしますし、この場で御労苦に敬意を表したいと思います。  さりとて、こういう問題は、市民の中では非常に関心が高うございます。そういうことによって、今後、知恵を見せていただいて、つぶさに検討していきたい、このように考えております。  総括的に最後に、12年間、実績を残してこられた今井市長が四選目のお話がございましたが、私もすべて認めるわけでございますが、その信頼と期待にこたえられた市長の実績を十分と胸をはって、これからも市民の要望する、また、私たちのお願いするところのことに向かって十分と進めていただきたいと、このように思います。  これだけ覇気のある実績のある市長ならば、長尾山公園の計画にもある程度考慮いただいて、一番私たちが問題にしております下水道計画に特段の配慮をお願いいたしまして、質問を終わります。 ○副議長(松井拓夫君) 次に、安居久繁君の質問を許します。    (7番 安居久繁君 登壇) ○7番(安居久繁君) 明政会の安居久繁でございます。  壇上からの質問を許されましたので、通告に基づいてお尋ねをいたします。  21世紀まであと3カ月と迫った今日、私たちの住む勝山は、第3次振興計画の最終年度でもあり、まさに観光都市勝山に大きく前進を遂げてまいりましたが、これからも市民に欠かせない道路整備についてお尋ねをいたします。  まず、第1に、中部自動車道の未開発区間であります福井インターから白鳥インターのうち永平寺・大野道路、福井インターから勝山インターについて、その道路の経過は、平成2年に整備計画の承認を受け、エキスポふくい2000の開幕にあわせて平成12年度に完成を目指してきましたが、いろいろ問題等もあり完成が遅れています。  これらの工事の経過は、平成3年8月に鹿谷町保田区において中心区域の記念式典が行われてから9年を経過しております。また、平成10年12月5日に杉俣区において起工式が行われ、2年の歳月が流れています。それから今日までには、杉俣区においては横断ボックス、また、保田区においては2本の仮設道路、また、伊知地路線においては市道の改良工事も行われ、現在、保田トンネルは清水建設、吉峰トンネルの勝山工区は飛島建設、吉峰工区は鹿島建設、また、保田区で横断ボックス2カ所は西村建設など、多くの工事が発注されております。  当初、私どもがお聞きしておりましたのは、2本のトンネル工事と永平寺の高架橋が難工事のため、これらの工事は約3年程度かかるとお聞きしておりましたが、これらの工事は2年間に短縮されて発注されておりますが、この一部で猛きん類が確認され、工事が大きく遅れるように聞いていますので、この区間の開通のめどをお尋ねをいたします。  次に、中部縦貫線に関連する道路整備としましては、勝山インター線、旧鹿谷児童センターから発坂区を通って比島へ抜ける勝山インター線、また、県道藤巻下荒井線と市道10−2号線の交差点の改良の見通しについても、あわせてお尋ねをするものであります。  次に、若者の定着についてお尋ねをいたします。  勝山市の第3次振興計画の中の一つの柱として若者の定着があげられておりますが、勝山市においては、中学校、高校、大学を卒業するまでは十二分の配慮をされておることは承知しておりますが、それらの卒業後、就職する場所が少なく、企業が少ないため、また、勝山市に住みたくても、新築したいが土地が高く、勝山に定着しにくいということを聞いておりますので、今後、新しい工場誘致、また、市営住宅等の対策ができないものか、お尋ねをいたします。  第3に、長尾山総合公園の今後の運営のあり方についてお尋ねをいたします。  長尾山総合公園事業は、今井市長が市長に就任され、観光都市勝山を宣言されてから12年、勝山市の第3次振興計画の最終年度にも当たり、恐竜博物館の完成を期に行われたエキスポふくい2000は、入場者の目標20万人をはるかに上回り80万人を突破し、大成功のうちに幕を閉じることができました。ひとえに理事者をはじめ市職員、また多数のボランティアの方々の関係者の努力のたまものと思います。今後、考慮されるポストエキスポの自信にもつながることと考えておるものであります。  また、関連集落の御理解と地権者の御協力があります。長尾山の開発計画が実施に移された以後、公園用地はもちろんのこと道路等も含め、土地の提供は、工事等で諸問題につきまして問題があったことと思いますが、成功を願う気持ちから大きな疑問の声も聞くことなく、今日のような姿になったことであります。この成功について、感謝をしなければならないと存じるものであります。  もう1件は、パークアンドライド方式を加え、ゲート前に広場、その周辺に3ヘクタールの駐車場がつくられ、交通混乱の解消と来場者に与えたイメージは大きなものがありました。これらのことがなければ成功につながらなかったことと思います。  今後、長尾山総合公園のあり方について、この成功の裏には、小さな子供さんが大変喜んで、2度、3度もお見えになったこととお聞きしております。子供さんが一番喜んだのは発掘ランド等々、そして、これから新たに子供が喜ぶような公園設備ができないかについてお尋ねをいたすものでございます。  第4の、観光行政については、先ほど先輩議員等いろいろ質問され、また、御答弁をされておりますので、省かせていただきます。  次に、福祉行政についてお尋ねをいたします。  老人福祉センターの建設は、県下でも一番高齢化が進んでいる都市にとってどうしても必要な設備でありながら、数年前から建設を予定され、旧勝山病院等を再利用することを検討していると行政は発表されていましたが、その後、どのように進んでいるのかをお尋ねするものでございます。  福祉行政の2点目として、福祉バスの運行と廃止代替バスについてお尋ねをいたします。  平成12年度より地域福祉バス事業が、事業費4,232万円ということで実施されています。その内容は、高齢者の外出機会の創設と、社会参加を促進していくことを目的に、公的施設や商店街、病院等を巡回する。  その事業内容は、大きく、その1として、廃止路線バスにかわる路線3路線、その2として、巡回福祉バス路線となっておりますが、その利用状況、事業経過をお尋ねするものであります。  以上で壇上からの質問は終わります。 ○副議長(松井拓夫君) ここで休憩をいたします。 ────────────────────     午前11時28分 休憩     午後 1時19分 再開 ──────────────────── ○副議長(松井拓夫君) 再開いたします。  午前中に引き続き、一般質問を続行いたします。  午前中の安居久繁君の質問に対する答弁を求めます。 ○副議長(松井拓夫君) 今井市長。   (市長 今井三右衛門君 登壇) ○市長(今井三右衛門君) 安居議員の質問にお答えをいたします。  若者の定着についてということでございますが、超高齢化社会、少子化時代を迎える中で、活力ある明日に希望の持てる勝山市の建設には、多くの若者の定着が不可欠でございます。  そのために私はこれまでに、企業誘致を市の重点施策の一つとしてとらえ、強力に推進してまいったところでございます。お蔭様で地権者をはじめとする関係各位の大変な御協力をいただく中で、これまでに4カ所の工業団地を造成してまいりました。その結果、すべての団地に企業が立地していただき、多くの雇用の創出をみたところでございます。  今後もこの姿勢は堅持してまいる所存で、また、働く場の確保とともに、若者定着の大きな要素となります住居の確保につきましては、国、県に対し強い要請を重ねた結果、鹿谷町の雇用促進住宅の誘致の成功や、遅羽町の市営南大橋住宅の完成をみたのでございます。  その他の施設といたしましても、ハローワーク等関係機関との連携のもと、高校生の職場見学会やサマー求人企業説明会等も開催し、若者労働省の定着、確保に努めております。  今後におきましても、若者の定着はもちろんのこと、多くの市民の方々の雇用の場の確保や住居の確保を図るための施策を、現在策定いたしております第4次勝山市総合計画に十分と盛り込んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、お願いを申し上げます。  以下につきましては、関係する部課長のほうから答弁をいたさせます。 ○副議長(松井拓夫君) 中村建設部長。   (建設部長 中村重夫君 登壇) ○建設部長(中村重夫君) 安居議員からの御質問にお答えを申し上げます。  最初に、道路整備についてでございますが、中部縦貫自動車道につきましては、永平寺・大野道路につきまして、平成7年の勝山市での買収を皮切りにいたしまして、順次他の市町村でも用地買収に着手し、現在は大野市を除きます全区域で買収に入っております。全体の買収率につきましては、約61%となっております。  一方、工事の進捗につきましては、既に御案内のとおり、保田区と上志比村で工事用道路が完成し、現在は保田トンネル、吉峰トンネルの本格掘削に向けての準備段階に入っているところでございます。また、吉峰高架橋や諏訪間高架橋など、工事が進められておりまして、ようやく本格的に工事が着手されまして、感慨深いものを感じるところでございます。  今後は、買収の完了しました箇所から順次工事に入り、完成目標年次であります平成19年度の一部供用を目指すとお聞きをいたしております。  また、猛きん類につきましては、モニタリングも終わりまして、本格的工事着手に入っているとお聞きしておりますので、よろしく御理解を賜りますように、お願いを申し上げます。  次に、3番目の、長尾山総合公園の開発につきましてでございますが、私ども、事業を担当いたしておりますものにとりましては事業の成否の鍵を握ることとして、期限内の用地取得が可能かどうか、大変心配いたしているところでございます。  議員御指摘のように、長尾山の開発計画が実施に移されて以来、公園用地はもちろんのこと道路なども含めまして、土地の提供や工事などで一時の問題はあったと思いますが、成功を願う気持ちと早期完成を目指す地域の御意見が多く、大きな異論の声を聞くこともなく、本日のようなこととなったところであります。  成功の大きな意義として、周辺集落の御理解と地権者の御協力に感謝しなければならないと存じるところでございます。  また、パークアンドライド方式に加えましてゲート前広場とその周辺に3ヘクタール余りの駐車場がつくられまして、交通混雑の解消と来場者に与えたイメージアップは大きいものがあったと思います。種々の御意見もありますが、建設に至るまでの寺尾区関係者の御苦労はなみなみならぬものがあったとお聞きしておりますが、このことにつきましても、5ヘクタールに及ぶ一時提供であり、成功への一翼を担っていることと考えまして、心から感謝しているところでございます。  今後の有効活用と、子供の楽しめる施設計画をとのことでありますが、エキスポ終了後1週間が過ぎましたが、大型テント施設など公園計画で不要な施設の撤去が急ピッチで進められておりますし、仮設駐車場の復旧につきましても、着手したところであります。  一方、公園施設として利用できるものにつきましては、教材などの活用も含めまして、機器材につきましても、実行委員会や博報堂などと協議をさせていただき、レインボウザウルスをはじめ恐竜造形物は、すべて残すこととなりました。そのほか机、椅子、テーブルや教材など、活用できるものはできるだけ残させていただくことで協議し、要望を入れていただいているところでございます。  子供に喜ばれる施設計画をとのことについてでありますが、これらの残されたものの有効活用と、自然の中での体験を軸として、今後とも、御意見にそうように十分配慮しながら、来年度の工事も含めまして、当面は4ヘクタールぐらいを先行して整備し、供用にこぎ着けたいと考えておりますので、御理解くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 大沢市民福祉部長。  (市民福祉部長 大沢佑治君 登壇) ○市民福祉部長(大沢佑治君) ただいまの安居議員の5、福祉行政について、(1)老人福祉センターの建設についてと、(2)福祉バスの運行と廃止代替バスについて御答弁申し上げます。  まず、老人福祉センターの建設でございますけれども、御案内のとおり、平成12年4月1日現在の勝山市の住民基本台帳による高齢化率は24.0%と、今や4人に1人が65歳以上の高齢者となっております。  この4月1日から介護保険制度がスタートし、現在、973人が介護認定を受け、在宅サービス、施設サービスを享受しております。今のところ順調に推移しておりますが、これも議員各位をはじめ市民の皆様の御協力のたまものと感謝申し上げる次第であります。  さて、このほどWHO、世界保健機構では、平均寿命とは別に高齢者の元気な状態でおられる寿命、健康寿命を発表いたしました。それによりますと、日本人の女性は77.2歳、男性が71.9歳、平均74.5歳と、日本は世界一となっています。平均寿命より6歳ほど若いわけでありますから、その間は介護保険のお世話になる可能性があるわけであります。  しかしながら、健康な状態のまま生涯を終えることが人として一番幸せであります。仮称「健康福祉センター」は、そのような願いが少しでも実現するため、健康調査や健康相談等の対人サービスを総合的に行う拠点とするとともに、市民の自主的な保健活動や健康増進の場に資すること、高齢者の生きがいの場として高齢者が気軽に利用できる場所の提供、社会福祉協議会等の各種団体、ボランティア等の活動の拠点となること等、保健・福祉・医療の総合窓口のセンター的役割を果たす重要な施設として位置づけております。  当初、旧勝山病院を改修する方向で国、県等と折衝をしておりましたが、耐震的にも問題があり、昨年末に解体されました。そこで、その跡地利用については、一つの候補地として検討する必要があると考えておりますが、ここ一、二年、市内の公共施設等の遊休施設が出てきつつありますので、財政事情が逼迫の中ではこれら遊休施設の活用は一つの重要な要素となります。それらを視野に入れて検討を進めてまいりたいと思いますので、御理解のほどをお願い申し上げます。  なお、市内には「水芭蕉」や平泉寺荘等、高齢者が気軽に利用できる指定保養施設がいくつかございますので、無料の地域福祉バス「きらめき号」や、路線バス200円券、障害者100円券の活用を図りながら、指定保養施設割引証を利用していただきまして、高齢者の健康福祉対策に役立てていただけば幸いと存じます。  続きまして、福祉バスの運行と廃止代替バスにつきまして御答弁申し上げます。  福祉バスの運行についてでございますが、県の補助制度が創設されたこともあり、本年6月1日より勝山市地域福祉バス事業として、循環バスの運行とバス料金の割り引きを行っております。この事業は、60歳以上の高齢者と障害者を対象とし、外出機会の創設と社会参加の促進を図ることを目的といたしておるものでございます。  循環バスは、市中心部の公共施設や病院等を主に回るもので、料金は無料となっております。また、路線バスは、市内に限り高齢者は一律200円で、障害者は100円で乗れることとし、路線バスに乗ってこられた方は循環バスを利用して主な病院等に行けるようコース設定をいたしたものでございます。  次に、現在の利用状況についてでございますけれども、循環バスは、6月の利用者数が518人で、1日平均17.3人の利用でしたが、8月の利用者数は1,118人で、1日平均36.1人の利用と、約2.2倍に増加してきております。  また、路線バスの割り引きですが、6月は、高齢者と障害者をあわせた利用者数が2,156人で、補助金額が77万1,630円でしたが、8月は2,621人で、92万4,310円と、こちらちも増加傾向にあります。  補助金につきましては、当初予想よりも実際の利用人数が多かったため、今回の補正予算に計上いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 7番。 ○7番(安居久繁君) 今ほどは御丁寧な御答弁、ありがとうございました。  私の質問が悪いんかもしれませんが、道路整備の中で県道藤巻下荒井線10−2号線の説明と、県道インター線の進行状況の御説明がいただけなかったので、この件を再度、御答弁いただきたいと思います。  また、この道路整備につきましては、今、中村建設部長の御説明では、福井インターから勝山インターまでの間は、ある程度の完成めどがついたように思われますが、これから、勝山インターから大野インターを通って和泉、白鳥を通るこの中部縦貫道の2路線工区につきましては、やはり観光都市勝山を訴える勝山市におきまして、ぜひとも一日でも早く開通しなきゃいけない区間であり、また、こういったことをやはり早く完成するためには、先日も質問がありましたように、福井国体の開催ということをテーマに盛り上げて、やはりこの未完工区の完成をあげていただきたいということで要望をしておきます。  その要望の中で今、長尾山総合公園事業の中であれだけの大型工事をやられましたが、あの中にオオタカが生息しているにもかかわらず、オオタカがかわいいと子供さんが感じるんだということで、中村建設部長もこういったことを建設省にしっかりとPRして、一日でも早い着工に努力をしていただきたい、要請をいたします。
     次に、福祉行政についてでございますが、今ほどの御答弁では、1年前に私が一般質問をしたときと何ら前進していません。これはいろいろの事情があって難しい答弁をされていることと思いますが、やはりこれでは高齢化率の一番進んでいる当市にとりましては、大変寂しいイメージに思われますので、当初、勝山病院跡等々で計画されておりました健康福祉センターというような規模は、現在の勝山ニューホテルの坪数で十分対応できるんじゃないかということで、そういった御検討していただき、一日でも早い健康福祉センター設置に向けて邁進をしていっていただけたらということで要望いたします。  それと、次の老人福祉バスの運行と代替バスの運行についてお尋ねをいたします。  私は12年3月の当初予算の審議のときには、市内の巡回バスと代替バスの運行でこういったことをやられるか思っていました。今現在、勝山市には第1種の路線が6路線、そして、代替路線が3路線控えております。  そういった中で勝山市の1年間の補助金がその3路線で2,600万円、そして、地元負担金が約310万円ほど投入されております。そういったことを加味した上で、やはり福祉といいますのは、平等性が重要だと思っています。今、市の補助金で2,600万円あれば、例えば民間等々で、送迎バスを委託して運行されていますが、25人乗りのバス、1キロ走りますと大体キロ600円ぐらいの計算となります。この計算で、廃線、代替路線の経費を算定すると、2,400万円程度で委託できるのではと考えます。  そうしますと、勝山市が廃止代替路線で2,600万円ほど投資されているということでございますので、これからそういったことを視野に入れまして、代替バスのその地域の補助金が何か削減できないか御検討いただき、そういった意思があるかないか、この1点のみ質問いたします。 ○副議長(松井拓夫君) 中村建設部長。   (建設部長 中村重夫君 登壇) ○建設部長(中村重夫君) 安居議員の御質問に答弁漏れがありましたことにつきましては、深くおわびを申し上げます。  そこで、県道勝山インター線の進捗状況につきましてでございますが、県道篠尾勝山線の交差箇所から発坂神社までの用地買収につきましては、ほぼ完了いたしております。現在、当面の目標であります藤巻下荒井線までの用地買収について、鋭意交渉を進めているところでございます。  工事につきましては、部分的ではありますが、用地買収の進んだ箇所や埋蔵文化財の調査がすんだところから順次実施していくようでございます。  また、市道10−2号線と藤巻下荒井線の交差点の改良につきましては、用地交渉も進んでおりますので、今後は早期に改良工事に入りたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと存じます。  また、中部縦貫自動車道の和泉・大野間についてでございますが、この間につきましては御存知のように、平成9年2月に基本計画の承認を受けており、整備計画路線への格上げに向けまして鋭意調査中とお聞きをしております。福井県議会での県御当局の御答弁にもありますように、今後は福井県並びに沿線市町村と力をあわせまして整備計画路線への格上げに向けまして努力したいと存じますので、御理解を賜りますように、よろしくお願いいたします。  最後の御質問でございましたオオタカのことがありますけれども、頑張れというのがございましたけれども、長尾山に生息いたしておりましたオオタカでございますが、この3月からモニタリングを毎週実施いたしております。その結果、工事やエキスポの関係もございましたけれども、3羽が無事巣立ちましたので、あわせまして御報告申し上げたいと存じます。  よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 牧野総務部長。   (総務部長 牧野昌久君 登壇) ○総務部長(牧野昌久君) 安居議員の再質問に御答弁申し上げます。  廃止代替バスの運行につきましては、乗車人員の低下によりまして、路線バスの運行ができなくなった路線を、地元の強い要望によりまして、地元負担と市の負担で運行するとの合意に基づきまして存続しているものでございます。  ただいま安居議員からいただきました御意見につきましては、平成13年度に規制緩和がされますので、現在、県におきまして、地域住民の生活交通の確保に関する協議会を設置するというふうに聞いておりますので、今後、県の動向を見極めながら十分検討してまいりたいと存じております。  このように福祉バスと廃止代替バスはその運行目的が異なるわけでございますが、高齢者や子供などの交通弱者の生活の足を守るため、バスの利用促進につきましては、今後とも御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 7番。 ○7番(安居久繁君) 今ほどは、建設部長、総務部長、御答弁ありがとうございました。  牧野総務部長におかれましては、平成13年度から規制緩和の中で代替バスの検討等々されるということでございますので、よろしくお願いをいたします。  これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(松井拓夫君) 次に、清水清蔵君の質問を許します。    (2番 清水清蔵君 登壇) ○2番(清水清蔵君) ただいま議長より質問のお許しをいただきましたので、関係理事者に質問をいたします。  1、渇水対策について。  近年、7月末より8月と9月初めまで、晴天続きで降雨不足と高温により、県下をはじめ当市においても渇水状態地域が出ました。市の対策として8月8日より、勝山大用水沈砂池横、大渡より取水ポンプを設置、また、鹿谷町発坂地係、九頭竜川より計2カ所で対応されました。平泉寺、鹿谷が主でなかったかと思います。  地域に入って話をお伺いいたしますと「流れる川の水が乏しく、水路の水が取り合いになった」との嫌な話が聞こえました。中には「少しの水だけど、譲り合いで何とか稲の命がつなげた」といった微笑ましい話も聞くことができました。  対策本部での容器での運搬も大変結構でした。だけど、時間が限られているのと、水の量がポリ缶では限られています。近年、こうした渇水対策も、水不足地域で悩んでいらっしゃる方がたくさんおられ、ポリ缶の量では焼け石に水といったようでございます。そのため「大切な稲を枯らした」と漏らす方もあるとお聞きをしています。  私は、次の2点を関係理事者にお伺いいたします。(1)水源の保護と水路対策について、(2)貯水池対策について、以上2点について明確なお答えをお願いいたします。  2、恐竜エキスポについて。  大変、前議員の方々からいろいろお話が出ましたけれども、私のほうから恐竜エキスポについてお話をさせていただきます。  7月20日を皮切りに、恐竜エキスポが60日間、猛暑厳しい毎日の中で開催されました。長尾山恐竜には、80万1,507名の入場者があり、盛大に終わることができました。初めの目標60万人も何のその、市民の入場誘致と、猛暑の中での行政のすばらしい対応と、ボランティアの皆さんの熱烈なお力と、市民の皆さんあげての盛り上げが大きく目標をオーバーしたのではないでしょうか。心からお礼を申し上げます。  県外からの来場者から「すばらしい恐竜博だ」「テレビの宣伝以上に感動したよ」「帰ったら、友達誘ってまた来るよ」と幾人からもお声をいただきました。ボランティアの人にお話を聞きますと「初めての恐竜博、いや、来場者の気持ちになって、夏休みを返上して働かせていただきました」「私も初めてで、子供にいろいろの経験を話します。私も本当に勉強しました」と、ずばり話されました。お蔭様で、ボランティアに5,000人の人たちが骨身を惜しまず、朝夕、作業に、お客さん相手に参加されました。この心の集まりが恐竜博を大成功に導いたことと思いました。  恐竜博が終わっても、今後、博物館再入場で勝山を訪れていただくために、理事者にお伺いをいたします。  今後の企画について、ボランティアセンターを今後、どのような形に。長尾山が市民の生涯学習の場として。市民の宝。今後、全国PRと、恐竜博物館とともに勝山市民、地域盛り上げについて、以上4点について壇上よりお伺いをいたします。 ○副議長(松井拓夫君) 今井市長。   (市長 今井三右衛門君 登壇) ○市長(今井三右衛門君) 清水議員の質問にお答えをいたします。  2番目の、恐竜エキスポについてでございますが、長尾山は都市公園として位置づけ、交流の場として、レクリエーションの場として、また、これに加えまして、懸案となっていました総合運動公園として各種の施設計画に取り組み、総合公園として整備するものでございます。計画の基本コンセプトを「古代・人・そして未来へ」とし、交流・文化機能、教育・研究機能、スポーツ・レクリエーション機能、居住・滞在機能、交流文化核にふさわしい計画といたしているところでございます。  議員御指摘の点につきましても、十分に配慮しながら進めてまいりますので、よろしくお願いをいたすところでございます。  また、市の恐竜のまちづくり構想は、平成元年のふるさと創生事業の一つとして発足し、以来、関係機関や市民の皆さんの御支援のもと、恐竜化石発掘調査用地の確保、恐竜文化賞の創設など、着実な恐竜王国推進事業を展開してまいったところでございます。そして、今回の恐竜エキスポにおいて「恐竜王国勝山」が大きく開花したところでございます。  今後も、市の重要主要プロジェクトとして「恐竜のまちづくり」を着実に推進してまいる所存でございます。  具体的には今議会に上程いたしております総合計画基本構想(案)でもプロジェクト事業としても考えさせてもらっておりますが、第3次恐竜化石発掘調査の支援、恐竜化石発掘調査の整備と恐竜博物館との連携、市民参加による恐竜のまちづくりネットワークの形成などであります。また、発掘資料を生かした学術研究機関の整備も要望してまいりたいと考えております。  今後、関係機関との協議や、市民の皆様の御意見をいただきながら基本計画を策定し、「恐竜王国勝山」を全国にPRしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどをお願い申し上げるところでございます。  渇水対策につきましては、担当部長のほうから説明をいたさせます。 ○副議長(松井拓夫君) 高野農務課長。   (農務課長 高野 忍君 登壇) ○農務課長(高野 忍君) ただいまの清水議員の御質問に御答弁申し上げます。  昨年に引き続き今年も、7月後半よりの異常気象による渇水に伴いまして、県並びに市、JA、農業委員会、農家組合長会の代表者からなる勝山市構造政策推進会議の渇水対策部会を開催し、渇水対策を検討いたしました。その中で緊急対策として、平泉寺、鹿谷地区を重点に、8月8日より9月4日までの28日間、大渡にて、8月10日より8月28日までの19日間、発坂地係において、給水ポンプ場を設け対応したところでございます。  しかしながら、あくまでも応急処置であり、今年のように晴天が長く続きますと、御指摘のとおり、その効果も少ないわけでございます。  そこで、水源の保護、水路対策についてでございますが、現在、被害状況の取りまとめを行っております。それをもとに関係者とその対応を検討してまいりたいと存じます。  また、貯水池対策についてでございますが、貯水池の新設には多額の費用が必要であります。地区の同意をもとに国の補助事業での対応が考えられますが、水源の確保、設置場所、既設の貯水池等の状況を十分調査し、採択基準に照合し、県をはじめ関係機関と協議をしてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(北山謙治君) 阿部恐竜エキスポふくい2000推進室長心得。 (恐竜エキスポふくい2000推進室長心得 阿部照伸君 登壇) ○恐竜エキスポふくい2000推進室長心得(阿部照伸君) ただいま清水議員から御質問のありました、ボランティアセンターの今後についてお答え申し上げます。  ボランティアセンター「ドリーム2000」につきましては、恐竜エキスポをサポートするために結成されたものでありますので、恐竜エキスポの閉幕とともに解散することになっていると伺っており、近々、その閉所式が行われるようであります。  ボランティアセンター「ドリーム2000」の皆様方は、昨年秋の設立準備委員会の立ち上げから参画され、幾多の試練を乗り越えて立派な組織づくりをされました。そして、恐竜エキスポの機関中、猛暑もいとわず積極的にもてなし活動を実行し、多くの人々に感動を与えました。誠に言葉に言い表せないすばらしい活動を、「ドリーム2000」の皆様とボランティアに参加された多くの方々が一体となって実践されました。これらボランティアセンター「ドリーム2000」を中心としたボランティアの皆様方の功績は誠に多大であります。改めて感謝申し上げたいと存じます。  ボランティアセンター「ドリーム2000」は解散してしまいますが、このたびの恐竜エキスポのボランティア活動によって培われたノウハウを今後の活動に生かしていくよう、関係機関と協議してまいります。いつの日かこの経験が生かされるのではないかと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 ○副議長(松井拓夫君) 2番。 ○2番(清水清蔵君) ただいま渇水対策について御答弁をいただきまして、ありがとうございました。  今年の渇水時の一こまを紹介いたします。平泉寺町笹尾の住民の方からの話をお聞きいたしますと、先ほど申しましたとおり「譲り合いで何とか都合ができた」また、岩ケ野の住民の方も「どうにかお互いに」といった、農業を営まれる、本来人間の持つべき血の通った姿の気持ちが、8月の猛暑の中で渇水どきに耳に聞こえてくる、本当の人間として学ばなければならない光景だと心を打たれました。  それもつかの間、鹿谷町東遅羽口で、谷川から流れる少しの水を田にあてていくや、10分ほどしたら、もう田に水が流れず、他の人の水路に流れていると。こうしたことが幾日も続くため、自家用井戸より家庭ポンプで田に水をあてたことを聞かされました。  体に障害を持った車椅子の老人は、毎日、稲の命が枯れないように、何とかして渇水時期を乗り越えたようです。  人との水争いをしたくない、しかし、こうしたきれいごとばかりではなく、あるAさんの田んぼを受けてC集落の請け耕作をしている人が、水あてするたびに、渇水のためひどく嫌なことを聞かされる。請け耕作人の方は、少しでも農地を荒らさず、農業を愛する気持ちが、こうした渇水時期になるとたびたび聞かされるため「今年は減反に踏み切った」としょんぼり話されました。  私の集落でも、谷川の水が渇水の8月に、少しの水を、会社に出かける前に自分の田にあててくいと、10分ぐらいで水が切れてしまいます。そのため田の稲は枯れてしまうありさまでした。こうした光景が昨年、今年と続く渇水に、本当に悩まされているのです。  9月に初めになれば、稲は片づいて、水での争いが残り、それがたたり、人間同士の心にひびが入る。このような状態では、農地を守ることができず、荒らす以外にはないといっている始末です。  こうした現状を踏まえ、ぜひとも地区の同意をもとに、国、県はじめ関係機関と協議して、ぜひとも現在の若者が育つ農業、農地を守ることのできる対策を切にお願い申し上げる次第でございます。  続きまして、恐竜エキスポについて再質問いたします。  恐竜博物館は、本当に「恐竜王国勝山」を全国に名を連ねることができたこととともに、80万人の入場者の心を満喫して終了となったこと、心からお喜び申し上げます。  しかし、これら全国からの注目を的にして勝山を眺めることはすばらしいことでもありますが、一つ間違えば、と考えると、胸に針の刺さる思いがしてなりません。  答弁にもありましたとおり、第3次恐竜化石発掘調査の支援、恐竜化石発掘地の整備と恐竜博物館との連携、市民参加による恐竜のまちづくりのネットワークの形成とのことですが、私は、恐竜博物館が市民の宝として、幼児から大人まで気軽に学べる生涯学習の場として、市民はもとより、まだまだ全国から足を伸ばしていただける博物館であり、他県との友好を密にして、勝山にある平泉寺、勝山城、大仏、あらゆる施設とタイアップして、もっと地域の盛り上げに博物館の開館とあわせて再度しっかりして考えなければと願う次第でございます。  このようなシステムづくりを市民とともにじっくり考え抜こうではありませんか。そうすれば勝山の観光が大きく胸ふくらんでくるような気がしてならないのです。  ボランティアセンターの解散とのことですが、猛暑の中での活動も大変でございました。しかし、この経験が各々地域での活動に目を開かせてくださいますことを心からお願いいたすとともに、市内のボランティアの皆さんは、恐竜ボランティアを契機に、なお一層の努力を合言葉に21世紀のボランティア計画に参加し、大きな手、小さな手とともにつなぎあって、来るべき明日に元気に歩み、すばらしい勝山をみんなでつくろうではありませんか。  以上、要望にかえさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○副議長(松井拓夫君) 次に、山田安信君の質問を許します。    (5番 山田安信君 登壇) ○5番(山田安信君) 日本共産党の山田安信です。  今議会は今井市長の任期最後の議会であり、一般質問もこれで最後となりますので、市長の積極的な答弁を期待いたします。  私は、これまで5年間、毎議会、勝山市の抱える課題について、時には市長と真っ向から論争し、批判するだけではなく、積極的で具体的な提案をしながら取り組んできました。  振り返ると、長尾山開発では、財政危機やオオタカ保護などの論争で、当初計画が大幅に変更され、その結果、事業費が大幅に削減され、勝山市の財政危機は最悪の事態を避けられました。勝山病院の寄付問題では、建物が新しい耐震基準に適合しないことを指摘し、安易な計画が中止されました。  しかし一方、勝山ニューホテル寄付問題では、市長の強引な市政運営が災いし、最悪の事態になっています。ごみ問題でも、見通しの甘さと場当たり的な対策がむだな支出をふやし、いまだに目途がたっていません。長尾山開発でも、今後さらに110億円もの税金投入を継続するのかが問われており、市民からも「今度選ばれる新しい市長は、今井市政の後始末をしなければならないので、だれがなっても大変だ」と指摘されています。  今度の市長選挙は、勝山市が抱える緊急課題をどう解決するのか、まさに21世紀の勝山市の将来を決定する重大な選挙となります。  市長は既に市長選挙の立候補宣言をされました。  そこで私は、今、勝山市が抱えている当面する緊急課題を明らかにし、市長選挙で何が問われているのか、今井市長がこれからどうのぞむ考えか質問したいと思います。  具体的な課題に入る前にまず明らかにしておきたい問題は、様々な問題がなぜ次々と起こるのかということです。  通常、首長選挙直前の予算は骨格予算にして、新しい市長の裁量を尊重するということは、市長も御存知でしょう。これは、選挙で政策を争い、有権者の審判を仰いだ上で行政を進めるという、間接民主主義制度の初歩的なルールによるものです。  ところが、今井市長は、任期があと3カ月しかない今議会に、将来のまちづくりを方向づける総合計画基本構想を提案しました。  私は、こうした提案は疑問であり、議会としても、新しい市長が決まってからじっくり議論するために継続審査にすべきと考えます。  これは総合計画の取り扱いに限ったものではなく、これまでも勝山ニューホテルの寄付やごみ問題などの失政は、市長が見通しの甘い計画を強引に推進し、議会も、本来のチェック機能を果たさず、安易にこれを認めてきたことが最悪の事態を招いてきました。  こうした今井市政の特徴である、市民不在のトップダウン方式の政策決定こそが、総合的な判断を誤らせる最大の教訓だったことを再認識すべきと考えます。  私は、今後の市政運営は民意を無視する独断専行の市政運営を改め、事業のコンセプトを明確にして、市民のコンセンサスを条件とする市政に転換するのかどうか、このことが今度の市長選挙で問われていると考えます。  市長はこの問題をどのように考えているのか、まず伺います。  2つ目の問題は、積み残しになっている当面する様々な問題の解決の基本が何かという問題です。  緊急課題の一つであるごみ焼却炉建設事業だけでも約30億円の事業費が必要になります。これまで長尾山開発に注ぎ込んできた事業費に匹敵します。今の勝山市の財政状況では、この事業をするだけでも大変なことですから、当面する市政の最大の課題は、これまでの大型事業にどんどん税金をつぎ込む市政を転換して、まず蛇口を止めて健全財政に戻し、ごみ対策など緊急事業に取り組むことです。  このためには、従来の政策の大転換が必要であり、こうした事業を推進してきた市長に果たしてこの仕事ができるのでしょうか。  私は、この仕事は、これまでの経過に縛られない立場の人が、従来の政策を転換させるという確固たる市民世論を背景に取り組むことが必要条件だと考えます。  市長は、この問題をどのように考えているのか伺います。
     以上の視点に立って今回は、積み残しにされた当面する緊急課題を中心に質問することにし、総合計画など今後のまちづくりのあり方については、新しい市長が誕生してからじっくり議論したいと考えます。  まず、ごみ問題についてです。  これまでのごみ処理施設の経過を振り返りますと、市長が板東島のクリーンセンター撤去を表明したとき市民は、当然、市長が新たな施設建設の見通しを持っているものと期待しましたが、何の見通しもないことが明らかになり、愕然としました。  その後、市長は、広域で和泉村に施設を建設するという計画を発表しました。このとき私は、広域計画ではクリーンセンターの稼働中止までには新たな施設が間に合わなくなるので、福井県や厚生省にも出かけて広域計画を勝山市に押しつけないように申し入れもし、市長に勝山市単独での建設も検討するように求めたのです。  ところが、市長は広域計画に固執され、その結果、ごみ緊急事態宣言で市民の大きな批判をかい、小型焼却炉や生ごみ処理機の導入、そして、市外での処理依頼という、急場をしのぐ方向を選択してしまいました。この政策判断が、次々と新たな問題を発生させる下地をつくってしまったのです。  しかも、今度は、市長は広域事務組合の管理者として、和泉村での計画を白紙撤回し、勝山市内で建設する用地を立候補すると表明されました。  こんな勝手な話はありません。一体、勝山市で広域のごみを処理するということをだれが決めたのですか。  私はこんな重大なことを決めるには、この計画が市民のためになる最良の選択か、立地場所が適切か、機種選定など安全性をどう確保するのかなど議会で徹底的に審議し、さらに、市民の理解を得ることが最低条件だと思います。  市長は、今後、どのような手続きで市民合意を得ようと考えているのか伺います。  和泉村での広域計画が白紙になった今、施設をあくまでも広域でつくるのか、それとも勝山市単独でつくることも考えるのかが重大な課題です。  私は、勝山市民のごみは勝山市で処分するということを原則にすべきで、現状では広域のごみまで勝山市で処分することは市民合意にはなっていないと考えます。  市長は、勝山市単独ではなく、広域の施設を勝山市につくることが勝山市民にとって最良の選択と考えるなら、まずその理由を明らかにするよう答弁を求めます。  市長は、いまだに立地場所を明らかにしておりませんけれども、議会で何の審議もしないうちに市長が勝手に立地場所を表明することは認められません。  今、市長が考えている立地場所はどこか、何を基準にこの立地場所を選定したのか、いつこの立候補する場所を明らかにするのか、明確な答弁を求めます。  私はこれまで、広域で建設するにしても勝山市の立場で問題を検討すべきと主張してきましたが、議会では、広域で計画を進めるということで何も具体的に検討されてきませんでした。  本来、こういう施設をつくる際には、コンセプトを明確にして基本計画をつくり、市民コンセンサスを積み上げて実施計画を作成し、機種や用地を選定するということが当然の手順です。こうしたことをこれまで何もせず、つくりやすさを優先して安易に事業を進めると、あとで取り返しのつかない事態を招き、また勝山市は物笑いになる可能性があります。  私は、こうした施設は何度もつくりかえるわけにいきませんから、長期的視野で検討し、特に安全性の確保とリスク分散には慎重な検討が必要だと思います。  例えば、起きてはならない事故や想定できなかった事態が起きても、市民のライフラインへの重大な影響を最小限にくい止めるために、例えば公共上水道の水源地からは施設を遠ざけることが必要だと思います。全国どこでも、飲料水の汚染は深刻な事態を招くので水源保護条例の制定を進めていますけれども、排煙などが雪や雨に吸着しますので水源の集水域に影響することを特に注意すべきです。  立地場所の選定には、様々なファクターを数値化して、メリット、デメリットを評価すべきで、専門知識もない行政だけで判断すべきでありません。合理的な判断基準を構築することこそが、100%の合意は困難でも、市民コンセンサスを得られる下地をつくるのではないでしょうか。  市長は、こうした当たり前の手続きを無視されるのか、答弁を求めます。  次に、生ごみ処理機の問題について質問します。  情報公開条例で開示された資料によりますと、生ごみ処理機を製作した株式会社ニップは、今年5月31日に清算結了しています。勝山市は昨年4月15日に約3,900万円を払い込んだのに、製作会社は代金を受け取りながら1年もしないで会社を清算したということになります。  自治体がこうした機械を導入する際には、完成責任やメンテナンスを確保するために、通常は機械の性能だけではなくて会社の実績や経営状況も選定基準とすべきではないでしょうか。  市長は、この機械や業者の選定に当たって、こうしたことを把握していたのか伺います。  さらに、勝山市が提訴したのは6月30日ですから、訴訟する前に製作会社が清算されていたのに、議会にさえこのことは報告されておりません。  これまでの経過を明らかにするように求めます。  行政事務においては重大な過失がない限り担当職員の責任は問えません。裁判の結果はどうなるか予測できませんけれども、市長は、勝山市には過失がないと判断して業者を提訴したのでしょうから、当然、行政の最終責任者は、市長御自身ということになると思います。  そこで確認のために伺いますけれども、今回の問題の最終責任は市長にあると考えておられるのか、明確な答弁を求めます。  次に、金津町にあるごみ焼却施設への処理依頼に関して、地元協力報償として9,000万円を支払ったことについて質問します。  この予算を審議したとき理事者は「地元振興事業として温泉掘削をするので、勝山市はその負担金として9,000万円を支払う。ただし、事業費がそれ以上必要になった場合には広域事務組合などが負担することになるだろう」と説明してきたはずです。  その後、金津町議会が「道義的立場から勝山市のごみは引き受けるけれども、処理費以外のお金は受け取らない」としたために、理事者は「この9,000万円は、金津町や金津町議会、広域事務組合、そして、地元との了解が得られるまでは支出しない」と説明してきました。ところが、こうした議会への説明と異なる事態が起きているようです。  そこで、当初説明していた温泉掘削の事業主体は一体どこになるのか、事業実施の保障はあるのか伺います。  地方自治体法第232条の5は「普通地方公共団体の支出は、債権者のためでなければ、これをすることができない」と規定しております。お金を支払った相手方は、当事者能力があるのかということも疑問です。  市長は、どのような法的根拠に基づいて支出したのか、事前に話し合いをした相手方はどこか、払い込み先と同一か、払い込んだ先はいつ発足したのか、経過も含めて説明を求めます。  次に、産業廃棄物の処理施設について質問します。  敦賀市の産業廃棄物処理施設問題は、福井県が業者の違法行為を黙認し、しかも、実態把握もしていないという無責任なものであることが次々と明らかになっています。栗田知事は、厚生省の指導のせいにしようとしていますが、厚生省云々の前に、行政が法律を守らなかったら制度そのものが崩壊するという基本を忘れた態度で、あきれてしまいます。  勝山市も産業廃棄物処理施設があり、人ごとではありません。  市長は、勝山市内の産廃施設について、福井県に安全点検と資料の提出を求める考えはないか伺います。  次に、長尾山開発の見直しとポストエキスポについて質問します。  恐竜エキスポが終わって、市民の中にはこれで長尾山開発も終わったと受け止めている方が多くいます。これは無理もない話で、4年前の事業に着手する際に多くの市民から事業の見直しを求める声が高まり、当時、3月議会を前に開かれた「市議会議員と語る会」で何人かの議員の方々は「恐竜博物館だけは認めてほしい」こう訴えたことなどもこれに影響しています。  私は冒頭で、市長選挙の最大の争点は、大型事業を見直すことだと指摘しましたが、長尾山事業はその最大の課題です。全国でむだな大型公共事業の見直しが叫ばれ、政府も世論に押されて重い腰を上げはじめました。福井県でも事業評価制度をつくって取り組み始めています。  私は、市民も参加する事業評価制度を確立して、事業の必要性と緊急性、投資効果と財政計画、環境への影響などを考慮して、大胆な見直しをすべきと考えます。  市長は、こうした事業評価制度を導入して、長尾山開発も含めて見直しをする考えはありますか、それとも、従来どおり開発を推進する考えなのか伺います。  長尾山事業は、1期事業で既に約32億円つかい、来年度以降も10億円つかうことになっています。さらに、2期事業は新たに100億円を投入する計画ですが、市長は選挙で、この2期事業の事業申請はいつ行うと市民に公約する考えか伺います。また、事業申請の際には、当然、完成年度や年度ごとの事業計画と財政計画の提出が求められますけれども、完成のめどを何年程度として申請する考えか伺います。  総合計画基本構想では、平泉寺の史跡公園や歴史博物館の建設など新たな箱物事業が打ち出されていますし、ごみ対策事業費も莫大な金額です。  2期事業の申請前に、こうした総合計画の事業も盛り込んだ長期財政計画を議会に提出すると約束するか伺います。  もし地権者との約束があるので長尾山の土地取得だけはしたいという声がありますけれども、既に約80ヘクタールを買収し、さらに、残り50ヘクタールもの土地を買うことになりますと、今後、用地費だけでもさらに約10億円、この買収を進めるためには最低でも事業費として約10億円、1期事業の残り約10億円とあわせて30億円が必要になります。こうした中途半端な見直しは、今後、この30億円をつぎ込んで土地を取得しても、肝心の施設はほとんどできないという、さらに深刻な事態を招きます。  長尾山を買収して、あちこちに空き地ばかりふやすような仕事は必要ありません。運動施設用地が必要なら、例えば、着工の見込みのない法恩寺山リゾートのゴルフ用地や、企業誘致が見込めないような工業団地用地を使うなど、現状を踏まえた発想の転換が必要です。  市長はこうした問題をどのように考えているのか伺います。  次に、ポスト恐竜エキスポについて質問します。  恐竜エキスポには80万人の来場者がありましたけれども、私はこれで単純に大成功したという気になりません。  エキスポの目的の1つだった地域経済活性化では、チャマゴンランドはどんな効果を期待していたのか疑問です。ジュースやビールなどの飲料品やカメラフィルムの販売が大手企業に独占され、勝山だけでなく県内の企業すら取り扱いできないとか、お客さんが市街地に来なかったり、平泉寺では例年よりも観光客が減ったり、市内の喫茶店では市民がボランティアに参加された影響もあってか売り上げが減ったり、勝山市にとっては多くの課題を残しました。新聞報道などで理事者は 「市街地の魅力が欠けていた」としながら、総合計画ではさらに恐竜事業の推進をうたいながら、市街地の魅力づくりは何も見えてきません。  市長はこうした問題をどのように考えているのか伺います。  さらに、当面の課題としては、エキスポで臨時雇用されていた方々がエキスポ失業者となり、これから年末に向けて就業先がなくて困っています。  市長は、こうした実態を把握しているのか、さらに、その対策をどのように進める考えか伺います。  パビリオンが撤去されて広大な跡地が残り、マスコミでも「これ以上の環境破壊はやめるべき」という指摘もあります。  市長は、この跡地にさらに施設を建設するようなことは考えていないのか伺います。  勝山市はこれから、この広大な敷地の緑地の保全から除雪など維持管理の負担を負うことになります。  私はこれまでも、福井県に負担を求めるべきと主張し、市長も「福井県にも応分の負担をお願いする」と約束されてきましたけれども、残された任期中にどのような対策を行うのか、答弁を求めます。  次に、法恩寺山リゾート開発について質問します。  深刻な不況で、勝山市でも繊維会社が次々倒産したり廃業したりしていますが、勝山市は、こうした地元企業には融資以外の個別支援はほとんど何もしておりません。ところが、東急不動産が中心となっている勝山リゾート開発株式会社には1億8,000万円の増資をする。なぜこんなことがまかりとおるのでしょうか。地域経済に効果があるという理由なら、地元企業だって効果があります。  自治体が税金を投入するには、公共性、公益性がなければできないはずです。ところが、スキー場を運営している勝山東急リゾートは、公的なスキー大会の開催申し出に対しても、営業に支障があるとして断るなど、事業者はそもそも公共性や公益性があると全く考えていない証拠です。  しかも、市長は、この会社に市の職員を派遣することが違法だと訴えられた裁判のときには、市長は、この会社の公益性や公共性を主張せず、行政の管理責任を根拠にしたのではないですか。裁判では、会社の公益性や公共性が認められないと考えながら、増資については公共性や公益性を主張するのでは道理が通りません。  市長は、あの裁判で勝山リゾート開発株式会社の公共性と公益性を職員派遣の主たる理由と主張したのかどうか伺います。  勝山市がすべき仕事は、リゾート事業を地域経済の活性化や市民サービスに結びつけることです。ところが、これまで市長は、リゾート係を廃止し、リゾートの経営にも市民の意見を反映させるために設置したリゾートシンポジウム実行委員会は開催せず、勝山市はほとんど何もしておりません。  しかも、1億8,000万円の増資は、東急で行う計画だった開発事業のための事業費を捻出するという資金繰りのために増資しただけではないですか。  そこで、改めて市長に伺います。増資の目的は一体何か、増資に見合う市民の利益とは一体何か、明確な答弁を求めます。  次に、勝山ニューホテルについて質問します。  この問題も、市長の見通しの甘さが悲劇を生んだ象徴的な事業です。  市長は、このホテルの寄付を議会に突然提案し、議会では、まともに審議もせずにこれを認めてしまいました。しかも、当初、福井市のホテル業者が経営するので勝山市の負担はないとしていたのに、これが常識では考えられない理由で破綻してしまいました。  私は、寄付を撤回しないと大変なことになると指摘したのに、その後も市長は、新たなホテル業者に経営をさせると説明しましたが、これも失敗したのです。  このように、市長自ら示された原則を次々と反故にして、勝山市が赤字を補てんして営業するという最悪の事態になったのです。  このときも市長は、東急に予測してもらった事業計画は最悪の事態を想定したもので、赤字は縮小できると強弁されました。理事者は、恐竜エキスポの入場者が60万人という想定を超えて80万人になり、今年4月から8月末までの赤字は約1,000万円にとどまったと説明がありました。  そこで、最悪の事態を想定したという当初計画では、この8月末までの赤字はどの程度見込んでいたのか。  さらに、今年度予算8,700万円の一般財源の負担額は、どれくらい縮小する見込みか伺います。  理事者は、今年9月までの営業実績を参考に10月から今後の対策を検討し、来年3月以降も営業を継続することも考えていると表明されました。  そこで、営業開始から1年を経過した現段階で、来年度以降、通年ベースの赤字はどの程度と想定されているのか伺います。  このホテルを営業する最大の根拠は、宿泊客が市街地を訪れ、市街地活性化に結びつくというものでしたが、1億5,000万円もの税金を投入して、本当にこうした投資効果があるのか疑問です。  私は、昨年度の冬期間の営業実績を見ると、ホテルの営業を続けるだけ赤字がふえると思われるので、直ちに営業を中止して赤字垂れ流しをやめるべきと考えます。  市長は、なぜ赤字が確実なホテル営業を来年3月末まで継続する必要があると考えているのか。さらに、今後の検討ではホテル経営の中止を前提にしないで、経営継続をも検討する理由は一体どこにあるのか、明確な答弁を求めます。  次に、施設の安全点検と対策について質問します。  福井市の小学校で、PTAが設置したとされるネットの支柱が倒れて、下敷きになった小学生が死亡するという悲しい事故が起きました。この事故は、子どもたちのために施設をつくったPTAの善意の活動があだになる結果になっています。  私は、こうした既にある施設については、行政が設計や施工の瑕疵がないか調査して、安全管理を徹底することが必要だと思います。さらに、事故の責任がPTAに及ばないように行政が責任を持って対応すべきと考えます。  市長は、福井市のこの事故の教訓をどのように受け止め、対応する考えか、伺います。  これまで、学校の国旗掲揚塔がさびて危険だというようなことも聞いております。保育園や幼稚園、小学校、中学校、さらに公園などの施設の安全点検をすべきです。さらに、何よりも安全を優先して、予算を心配して事業費を要求しないなどということがおきないようにすべきです。  実際、これまでリフレッシュ工事まで見送られたり、図書購入費まで削減されたり、ぎりぎりまで予算が削られてきたので、修繕を要求しても無理だと考えて、予算要求をためらう風潮があるのではないかと心配します。  市長は、必要なものは予算要求するよう、関係機関に改めて徹底する考えはないか、答弁を求めます。  市内各地には、これまで補助を受けて遊具を設置したけれども、修繕には補助がないので放置されている場合が見受けられます。  市長は、こうした施設で事故が起きないように、例えば区長会などを通じて安全点検を要請したり、市独自に安全対策のために必要な予算化をする考えはないか、伺います。  最後に、空港問題について質問します。  去る9月13日、福井空港周辺整備基金に県が23億円を貸し付け、期限が過ぎても返還を請求しなかったのは違法であると、裁判で県の敗訴が確定しました。  この基金には勝山市も1,000万円無利子で貸し付けており、勝山市も違法行為をしていたことになります。  市長は、勝山市も違法行為をしていたことを、どう受け止めているのか伺います。  判決は9月13日に確定しておりますので、市長はこの違法な貸付期間の利子も含めて直ちに返還を要求すべきです。  市長は、いつ返還を求めるのか、さらに、利子の利率はどの程度要求するのか伺います。  勝山から小松までは車で1時間、福井空港ができても約45分程度で、たったの15分程度しか短縮されません。しかも、福井空港は東京行きが1日3便以下しか就航の見込みがないのですから、だれが考えても、勝山市民にとっては小松空港の方がはるかに便利です。どうしても福井空港をつくらなければならない理由が見当たりません。  勝山市が、この福井空港周辺整備基金に市民のお金を無利子で貸し付けをするには、勝山市民にメリットがなければなりません。  市長は、勝山市にとって福井空港をどうしてもつくらなければならない理由とは何か。勝山市民にどんなメリットがあると考えているのか伺いたいと思います。  もし市長が、小松空港よりも福井空港のほうが便利で市民の利用が多いと主張されるなら、少なくとも東京方面から飛行機を利用して勝山市を訪れる人にとっても便利な空港ということになり、それでは、これまで市長が推進されてきた国道416号線の小松への整備促進の態度とも矛盾するのではないでしょうか。
     福井空港整備事業は、与党3党の中止勧告事業に含まれています。さらに、地元経済界や県民からも、採算性などで必要ないとの意見が出され、福井県が委託した調査でも赤字経営になることは確実になり、さらに新幹線が開通すると、さらに利用は低下するとされています。  全国でも地方空港は、佐賀空港は大赤字、静岡空港は虫食い状態で完成のめどが立たないなど、大きな問題を抱えています。  しかも、さきに開かれた県の事業評価審査会でも継続審査になっているという状況です。  このように、事業継続の見通しもないのに、福井空港周辺整備基金で地元振興だけが実施されるのは道理がありません。  私は、そもそも福井空港は必要ないと考えますけれども、仮にこの点で見解が違っているとしても、少なくとも事業の先行きが決まるまでは貸し付けの継続は保留すべきです。  市長は、基金への再貸付をどうする考えか、答弁を求めて壇上からの質問を終わります。 ○副議長(松井拓夫君) 今井市長。   (市長 今井三右衛門君 登壇) ○市長(今井三右衛門君) 山田議員の質問にお答えをいたしますが、一番最初に、私の今期最後の議会の答弁だと言われましたけれども、私、まだ12月議会、もう一ぺんあります。それには答弁いたさなきゃなりませんので、中途にやめるわけにはいかんと思っています。よろしくお願いをいたします。  まず最初の、市長選挙と勝山市総合計画についてということでございますが、これはこの前もほかの議員にも申し上げておりましたが、まず、総合計画の基本構想(案)をこの議会に上程いたしておりますが、これは現在の計画が平成12年度までのものでございまして、21世紀の明るい夢のあるまちづくりには、2001年、すなわち平成13年度よりとする総合計画を策定していくことが、市民から負託を受けた私の責務であると考えておるところでございます。  また、今回の基本構想(案)は、きめ細かなアンケート調査、そしてまた、市民の懇談会や市民の御意見や要望を反映して、さらに、市民参加のまちづくり委員会や、総合行政審議会で素案を検討してまいったところでございます。  基本構想に盛られた活力あるまちづくりに向けた施策を早急に実現するため、今定例会で御承認いただき、今後、新年度に向かって具体的な基本計画を定めていかなければなりませんし、いわゆる行政施策は待ったなしで、空白期間をつくるわけにはまいりません。今回の提案を非常識と言われる議論は少し乱暴なところがあると考えておるところでございます。  2番目、3番目につきましては、関係する部長のほうから答弁をいたします。  法恩寺山リゾート開発についてでございますが、第三セクター方式によって設立されました当時の法恩寺山リゾート開発(株)へは、昭和63年11月より職員を派遣いたしました。その派遣目的は、同会社の指導監督及び指導育成が目的でございます。つまり、勝山市職員の職務に専念する義務の特例を定める規則に規定する「市行政と密着な関係を有し、市が指導育成することを必要とする団体の事務に従事する場合」これに当たるとして行われたものでございます。  法恩寺山リゾート開発でありますが、勝山高原開発株式会社の出資については、3月定例議会でも申し上げておりますとおり、第三セクターの勝山高原開発の経営スキームを改善し、経営基盤を強化させるための増資による体質強化は、今後の通年型リゾートに向けての大きなはずみとなると考えておる次第でございます。  今後とも、協調して増資した福井県とともに夏場対策施策の早期完成を求めていく所存でございますので、御理解のほどをよろしくお願いを申し上げます。  幾多、明快な答弁をやれということがございますが、なかなか数多うございまして、すべて言えなかった点がございますけれども、お許しをいただきたいと思います。  残る分野につきましては、担当する部課長のほうから答弁をいたさせますので、よろしくお願いをいたします。 ○副議長(松井拓夫君) 加藤保健衛生課長。  (保健衛生課長 加藤敏彦君 登壇) ○保健衛生課長加藤敏彦君) ただいま山田安信議員のごみ問題について御答弁を申し上げます。  まず、ごみ処理施設の勝山市独自の施設建設についてでございますが、ごみ処理施設の建設につきましては、現在、広域事務組合で鋭意取り組みを進めているところでございまして、これまで広域事務組合でのごみ施設建設しか検討しておりませんので、よろしくお願いを申し上げます。  続きまして、候補地は何を基準に設定するのかについてでございますけれども、勝山市の何箇所かの場所を比較検討し決定してまいりたいと思いますし、議員御指摘の個々の基準につきましては、今後の研究課題とさせていただき施設計画の中に生かせるよう、広域事務組合の推進委員会及びワーキンググループの中で十分検討していきたいと存じます。  公害の発生を極力抑制し、かつ周辺環境にも配慮しまして、また、危機管理にも対応できる施設が建設されるものと確信をいたしております。  続きまして、市民のコンセンサスをどう得るのかについてでございますけれども、今後、議会とも連携を密にし関係者の方々と十分相談をさせていただく中で市民のコンセンサスを得ていく所存でございますので、よろしくお願いをいたします。  続きまして、生ごみ処理機の機種選定時のメーカーの経営状況調査について御答弁を申し上げます。  御承知のとおり、市の物品購入の業者選定につきましては、市内の業者を中心に、物品によっては市外の業者も含めて見積書の提出を依頼して決定しております。  今回の場合は、製造メーカーの機種を指定しておりますが、見積もり業者はあくまでも市内の業者であるため、メーカーの経営状況まで把握していないのが実情でございます。  続きまして、生ごみ処理機の裁判についての最終責任はだれかについてでありますが、このことにつきましては、ただいま係争中でありますが、あくまでも勝山市から提訴しているわけで、裁判上の最終責任は当然、勝山市長であると考えております。  続きまして、金津町の笹岡清掃センター対策協議会へ支払った補償金についてでございますが、これはあくまで地元協力費として議会でお認めいただき、これまで福井坂井広域事務組合や金津町と十分相談をして執行したもので、現在、金津町が協力費を預かり、広域事務組合並びに金津町、そして清掃センターの最終処分場運営連絡協議会、笹岡清掃センター対策協議会において対応を協議していると聞いておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 北川環境衛生対策室長。 (環境衛生対策室長 北川誠一君 登壇) ○環境衛生対策室長(北川誠一君) 山田議員質問の産業廃棄物処理施設の安全点検について御答弁申し上げます。  現在、勝山市には福井県の許可を受けた産業廃棄物の中間施設が7カ所と、最終処分場施設が1カ所あります。今年より環境保全担当職員が、県と連携を密にしながら検査を実施しております。  今後も県に随行し産業廃棄物処理施設の安全点検の監視を強化し、資料等の提出を求め、市民皆様の環境保全に努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 中村建設部長。   (建設部長 中村重夫君 登壇) ○建設部長(中村重夫君) 3番目の、長尾山開発とポスト恐竜エキスポ対策についてお答えをいたします。  まず、長尾山総合公園事業についてでありますが、この事業は今後の勝山市の発展を願う上で最も重要な位置を占める事業でありまして、その事業手法や計画内容、規模、整備年次等につきまして、その都度、議会におはかりしながら進めてきております。今後とも、目的達成に向け鋭意努力する所存でございます。  事業着手時点から社会情勢の大きな変化やオオタカの保護等に加えまして、当市のみの特殊な財政事情から、事業内容も大幅な見直しをいたしておりますが、今後とも、健全財政を堅持する中、他事業の遂行も勘案し、その最善策について議員各位と御相談申し上げながら進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。  2期事業の事業申請はいつかとのことについてでありますが、国庫補助を受けての事業でありますので、国の補助方針の指導もあり、ここで明言することはできませんけれども、用地買収、経過等、諸事情も勘案しながら進めたいと考えております。  また、通常の事業認可申請の場合、その完成のめどを何年とするかとのことについてでございますが、一般的には10年が限度でありまして、それを超える場合には、改めて認可期間内に事業認可の延長申請をすることになるものでございます。  2期事業の認可申請をするときには、総合計画を踏まえた中長期財政計画を示して議会に図るのかとのことについてでございますが、さきにも申し上げましたとおり、当市におきましては重要な事業でありますので、お示しする中で審議をいただくべきと考えております。  次に、ポストエキスポについてお答えをいたします。  当面の計画に箱物の計画はあるのかとのことでございますが、1期事業の中に森の博物館の計画がございます。長尾山の生態系の展示やバードウォッチング等に対応することとしておりますほか、来年度の整備により一部供用いたしたいと考えておりますので、最小限の箱物は検討すべきと考えております。  次に、県にも応分の負担を求めよとのことについてでございますが、事業着手時点におきまして合意事項がありますので、基本的には困難と考えておりますが、諸事情の変化などもありましたので、検討してみたいと考えております。  以上御答弁申し上げましたので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 阿部恐竜エキスポふくい2000推進室長心得。 (恐竜エキスポふくい2000推進室長心得 阿部照伸君 登壇) ○恐竜エキスポふくい2000推進室長心得(阿部照伸君) ただいま山田議員から御質問のありました、恐竜エキスポと地域振興についてお答え申し上げます。  このたびの恐竜エキスポに関する市街地の振興対策につきましては、エキスポ開催以前から実行委員会プロジェクトチームの賑わい部会や商工会議所の商店街等活性化委員会及び近隣商店街と幾度も協議を図り、その実が上がるように努力してまいりました。その結果、チャマゴン村については、弁天駐車場に2万4,000台を超える乗用車の駐車があったために相当数の入り込みがあり、成果があったものと考えています。  しかし、本町通りを中心とした地域や市街地の各商店については、入り込みが振るわなかったとの御指摘をいただき、誠に残念であると考えております。  会期中に実行委員会プロジェクトチームの賑わい部会を開会し、その対策を検討いたしたわけですが、良案が見つかりませんでした。その原因として、本年はことのほか暑さが厳しく、自家用車利用の家族連れについては、恐竜エキスポ会場で疲れてしまい目的地以外の観光等については興味を示さなかったものと推測をいたしております。  ただし、すべてが賑わわなかったのではなく、相当の入り込みと売上額の増加を示したものもありますので、そちらにも目を向けていただきたいと存じます。  今後は、これらの経験を生かすよう努力していかなければならないものと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 ○副議長(松井拓夫君) 松村企画課長。   (企画課長 松村誠一君 登壇) ○企画課長(松村誠一君) 次に、山田議員から質問のありました、勝山ニューホテル経営の見通しにつきまして御答弁を申し上げます。  2点あったかと思いますけれども、まず、平成12年度の収支の見通しについてでございますけれども、平成12年度の収支につきましては、当初、一般財源8,700万円ということですが、冬の積雪という流動的な要因がありますので、かなり見通しは難しいんですけれども、昨年なみの積雪状況であれば、収入で約1,500万円余りの増額補正ができるかと思いますし、支出につきましても一定の残額が出るものと予測されております。  次に御質問のありました、今後、継続する場合を想定しての質問かと思いますけれども、通年ベースで経費がどれだけかかるかという御質問がございました。この点でございますけれども、恐竜エキスポなどのイベントが全くない場合の平年ベースを見込んだ場合、ふれあい交流館事業も含めた総経費で約8,000万円から9,000万円、年間、一般財源がかかるというふうに見込まれております。  以上でございます。 ○副議長(松井拓夫君) 牧野総務部長。   (総務部長 牧野昌久君 登壇) ○総務部長(牧野昌久君) 山田議員御質問の6番目の、施設の安全点検と対策について7番目の、福井空港周辺整備基金の返還についての2つを私のほうから御答弁申し上げます。  まず、6番目の、施設の安全点検と対策についてでございますが、山田議員の質問の中にもありましたように、福井市において発生しました遊具の老朽化による事故は、施設を管理します私たちにとりまして他人事ではございません。お蔭様で当市におきましては、小・中学校、幼稚園、保育園及び各公園の遊具での老朽化による事故は発生しておりません。  これらの施設の維持管理につきましては、各担当課におきまして、逐次その点検を行っており、老朽化の著しいものは取り替え、修繕の必要なものはその都度、補修を行っています。  また、万が一、事故が発生した場合、その構造に欠陥があった場合には、製造者側での責任保険があり、老朽化等が原因の場合には、市側で加入しています保険で対応ができます。  一方、各地区の広場や神社などに設置してあります遊具につきましては、社会福祉協議会と協議をしながら、それぞれの管理者に対しましてその点検及び修繕をいたしたいと思っております。  今後、このような遊具に限りませず、市有施設に関しまして、その保守点検を怠ることなく維持管理に努めたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。  続きまして、7番目の、福井空港周辺整備基金の返還について御答弁申し上げます。  福井空港周辺整備基金は、福井空港拡張整備計画の推進を図ることを目的としまして、空港周辺の発展を積極的に支援するため、昭和63年12月19日に設立されたものでございます。  県をはじめ県下全市町村がその運用資金を貸し付けていたところでございますが、先般、貸し付けの手続きに不備があるとの判決があったわけでございます。  空港の必要性についてでございますが、9月県議会におきまして知事は、福井空港拡張整備計画が中止対象となったことに対し、運輸省の方針により事業再評価の手続きを進めると同時に、本県の実情を強く訴える中で中止の決定がされないよう理解を得たいと述べられておられます。  また、貸付金につきましては、空港問題の現状を踏まえ、基金による地域振興策を存続する必要があるとして、一たん返還を求め、改めて利息を含めた同額を貸し付ける方針を明らかにされたところでございます。  当市におきましても1,000万円を貸し付けており、平成10年4月1日から本年10月末までの利息は約129万円となる見込みでございますが、この貸付金につきましては、県の動向にあわせて対処いたしたいと存じておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(松井拓夫君) 5番。 ○5番(山田安信君) 冒頭のですね、市長選挙と勝山市総合計画の問題では、私に若干認識ミスがあったようで、このへんは訂正させていただきます。  ただ市長も、私が聞いていることとちょっと違う話をされたんで、私が聞いたのは、総合計画の具体的な話を聞いたんではなくて、これまで市長がいろいろ事業を進められた。私、全部否定するものではありませんけれども、しかし、大きな問題がいくつも発生した。それがどこにあるか。私の指摘したのは、市長が住民コンセンサスを十分とらずにトップダウン方式で政策決定を次々としたと、これが総合的な判断を誤らせたんじゃないか、このことをどう考えているのかというふうに聞いたわけです。その一つの例として、今回、総合計画の出し方について私は異論があるという話をしたということです。  2つ目の問題は、これからの21世紀の勝山市の将来、どうするかという問題で、今度の市長選挙は大きな争点になるわけですけれども、今、勝山市が抱えている問題は何かというと、例えば長尾山事業も110億円、それから、ごみ焼却施設の問題も約30億円、それから、従来の積み残しの健康福祉センター事業、これもこれまで市長が平成12年度に約8億円かけてやると、こういう話をされてきた。  先ほど、長尾山事業、2期事業の事業申請をするときに、一般的には10年で完成するという事業申請をしなきゃいけない。とどうなるか、10年ずっと10億円ずつつぎこんで100億円ですよ。しかも、この前の、先日だと思いますけれども、総務部長は、当面の財政計画、起債償還が年間約10億円かかる。新たな起債は少なくともこの上限枠、新たな起債で借金が雪だるま式にふえることは避けたいと言ってますから、例えばごみ焼却施設をつくろうと思うと30億円ですから、これ3年分の事業費、これでいってしまいます、起債事業。全部起債ではありませんけれども。長尾山事業はそれにプラス、来年度の1期事業の残り分も入れれば110億円ですよ。15年かかっちゃうわけです、この2つだけでも。このぐらいの計画になっている。  だから、10年をめどに完成を申請するなんてことは、ほかの事業は一切できませんということを表明しているようなものです。  果たしてこれが勝山市の本当の緊急対策なのか。その間、地元産業振興をどうするのか、このことが問われていますよと。  だから、私は今、やらなきゃならない仕事は、こういった従来の大型事業にお金をどんどんつぎ込むということじゃなくて、ここにメスを入れて、絞り込むところは蛇口を止めるという政治決断が今迫っているんだと。このことをしなかったら、勝山市は大変なことになる、このことをどう考えていらっしゃるのか、この2つを聞いたわけです。  このことについて、もう一度答弁を求めます。  それから、もう1つ、ごみ問題、全部聞く時間がありませんので、ごみ問題も、私、これ全然どおりが通らないと思うんです。  助役は、今月中に、今月中をめどに、新たな広域での立候補予定地を集約するんだと、そこで決めていきたいと言われました。ところが、議会には、場所も言わない。どういう判断基準かも、聞いたら、今後の検討課題だと。そんなことでどうやって、立地場所、ここですって立候補表明されるんですか。9月中といえば議会の真っ最中ですよ。冒頭の一般質問にも答えないで、市長が勝手に場所選定の立地を発表するということは私は絶対認められなということを言ったわけです。  少なくともこういう問題は、冷静に議論をして、勝山市として何が適切か、このことを最優先で考えなきゃいけない。冒頭に言ったように、トップダウン方式で行政側が何でも決めて、それを押しつけるというやり方は、これからはやめないと大変なことになるという例として出したわけです。  法恩寺山リゾート開発の問題も一緒です。私が指摘したように、市長は、あの職員派遣の問題のときに、会社を指導監督するために職員派遣をしたというふうに主張されただけで、会社の公益性とか公共性というのは主張されなかったはずです。  しかし、今、繊維が不況で、繊維だけでなくて、本当に勝山市の不況は深刻ですよ。そういうときに、地元振興策というのが一体何か、何も見えてこない。その一方で、1億8,000万円もの増資だけはどんどん進むというのは、私は本当にこれが勝山市の将来を考えた選択かということを本当に問いたいわけです。  施設の安全点検やそのほかの問題はちょっと時間がありませんので、今後、全員審査特別委員会や各常任委員会等で取り上げたいと思いますけれども、以上の指摘した点については、もう一度明確な答弁を求めます。 ○副議長(松井拓夫君) 今井市長。   (市長 今井三右衛門君 登壇) ○市長(今井三右衛門君) 簡単にと言われますので本当に簡単に申し上げますけれども、大型事業を止めてそういう仕事をやってくれということでございますけれども、私は一応、長尾山総合開発というのは、これは「みどりのマスタープラン」で今から30年ほど前に計画を立てたわけでございますが、そういう計画にのっとって、今さら10億円かかろうが、20億円かかろうが、やっていきます、私は。  そして、もう1つは、私は先ほどから申し上げておりますとおりに、第4次総合計画の中におきましても「中世のまちづくり」ということを申し上げてまいりましたけれども、中世のまちづくりを心からやっていこうとしますと、10年で200億円かかります。私はこれは絶対やります。これは、今から10年、市長しているわけでございませんけれども、道順としてそういう方向に進めていこうと思っております。  私は、法恩寺山リゾート開発につきましても、勝山からは2人の職員を派遣いたしております。そして、越前大仏へ課長クラスを1人派遣しておりまして、それは裁判に負けまして、私が今井が個人的に金を出しますよ、250万円。  そういうような気持ちで、とにかく大きく活性化していきたい、何としてでも勝山を盛り上げていきたいということで派遣したんですけれども、それは幸か不幸か知りませんけれども、裁判に私が負けまして、私は裁判に負けても勝っても、とにかくやっていかなければならないところはやっていきますので、よろしくお願いをいたします。 ○副議長(松井拓夫君) 島田助役。    (助役 島田英博君 登壇) ○助役(島田英博君) 山田議員から御質問のございました、ごみの関係についてお答えをしたいと思います。  その前にまず、勝山市が、なぜ勝山市で、勝山市のごみだけなら云々という御発言があったと思います。これは、勝山市にしましても、大野にしましても、和泉村にしましても、広域を組んでおる自治体の責任として立候補をするということでございます。その点をまず前提に申し上げておきたいと思います。
     それから、私、先ほど実務サイド、事務サイドでは、もう今月中がタイムリミットだというふうに申し上げました。これは何回申し上げてもそのとおりでございます。  したがって、立候補するのは私どもが、各々の自治体が最高の場所であると思えるものを立候補して、それを広域の中で、いろいろな項目がございます。例えば水であるとか、アクセスであるとか、法的な問題であるとか、いろんな問題を同じスタートラインに立って検討し、管理者、副管理者のところにあげていき、次は広域議会の同意をいただくと、そういうふうな手順になると思います。  以上です。 ○副議長(松井拓夫君) 5番。 ○5番(山田安信君) 市長は、10年で200億円ぐらいつぎ込むと。これはさっき部長が、年間10億円しかつかえないといったことと矛盾すると思うんです。こういうことを平気で言われるのはどうかなというふうに思うわけですけれども、そういうことをやったら、本当に勝山市は財政破綻までいきますよ。  長尾山事業で見てもですよ、国から来るのは最初の25%は確かに補助事業の場合は来ます。あとの償還分の約半分、全体で見れば単独事業も入れれば約56%ぐらいが国から来ます。しかし、こういうメニューは学校の耐震事業とか、リフレッシュ事業とか、こういうものも同じ扱いです。それから、公共下水道だって、よく似た状況です。ですから、長尾山事業だけ特別、国が優遇してくれるという事業では決してないわけです。  しかも、ごみ焼却施設については、残念ながら、私らも国等へ要望書してますけれども、なかなか厳しい状況にある。火葬場については、もうほとんど、起債だけ認められて交付税措置はないというような、そういう事態ですよ。  そういういろんな事業メニューをこれからどうこなしていくのかということを慎重に審議しないと、とにかく、まあ、市長に言わせりゃ、裁判に負けても勝っても、やることはやるんやというような、えい、やあ、というやり方ではなくて、やはり慎重に審議をして、果たして事業が適切かどうか、これが今、国も県も、全国で事業評価制度をつくって再編成しようじゃないかという流れですよ。  まさにこれに逆行するような市長の態度というのは、私から見ればですね。市民からは絶対に支持は得られないんじゃないかというふうに考えます。  このあとについては、選挙もありますので、市民の審判を仰ぐということにしたいと思いますけれども、以上で質問を終わります。 ○副議長(松井拓夫君) 以上で、一般質問を終結いたします。 ○副議長(松井拓夫君) 暫時休憩いたします。 ────────────────────     午後 3時06分 休憩     午後 3時24分 再開 ──────────────────── ○副議長(松井拓夫君) 再開いたします。   ───────・─────── ○副議長(松井拓夫君) 次に、日程第2、議案第90号から日程第15、認定第2までの14件を一括議題といたします。 ○副議長(松井拓夫君) これより質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(松井拓夫君) 質疑なしと認めます。 ○副議長(松井拓夫君) おはかりいたします。  ただいま議題となっています14件のうち議案第90号、議案第97号、議案第100号の3件については、全議員をもって構成する全員審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(松井拓夫君) 御異議なしと認めます。  よって、これら3件については、全議員をもって構成する全員審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ○副議長(松井拓夫君) 次に、ただいま全員審査特別委員会に付託いたしました3件以外の議案については、お手元に配付の委員会付託表のとおり、議案第91号、議案第92号、議案第93号、議案第98号、議案第101号の5件は、建設企業委員会に付託いたします。  議案第94号、議案第95号、議案第96号、議案第99号の4件は、産業福祉委員会に付託いたします。   ───────・─────── ○副議長(松井拓夫君) 次に、認定第1号、認定第2号の2件については、7人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(松井拓夫君) 御異議なしと認めます。  よって、これら2件については、7人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ○副議長(松井拓夫君) おはかりいたします。  ただいま設置されました決算特別委員会の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、井上 馨君、清水清蔵君、笠松捷多朗君、手塚貞臣君、椿山 弘君、野尻佐太郎君、近藤栄治君の7名を指名したいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(松井拓夫君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました7名の諸君を決算特別委員会の委員に選任することに決しました。   ───────・─────── ○副議長(松井拓夫君) 次に、日程第16、請願陳情について(報告)でございますが、20日までに受理いたしました請願陳情は、お手元に配付の請願陳情文書表(第1号)のとおりであります。  それぞれの常任委員会に付託いたします。   ───────・─────── ○副議長(松井拓夫君) 次に、日程第17、勝山市農業委員会委員の推薦を行います。  農業委員会等に関する法律第12条第2号の選任による委員として本議会は、勝山市荒土町伊波第25号3番地の2 廣田与三次郎君、勝山市郡町2丁目11番7号 中村和幸君、勝山市栄町3丁目5番10号 吉岡藤四郎君、以上3名を推薦いたしたいと思います。 ○副議長(松井拓夫君) これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(松井拓夫君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま申し上げました3名を勝山市農業委員会委員に推薦することに決しました。   ───────・─────── ○副議長(松井拓夫君) 以上で、本日は散会いたします。  ──────────────────         午後 3時28分 散会...